語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2021年06月06日(日)

なんどでも

ボクの宿主は37歳のパパさんです。

悠太くん「パパ、これ、な〜に?」

そう言って、息子の悠太くんが差し出したのは、物置部屋でホコリをかぶっていた、黒くて細長いケース。

パパさん「あれ? 懐かしいなぁ〜、トランペット」

悠太くん「トランペット?」

パパさん「パパ、女の子にモテたくてさ、トランペット、習ったことがあるんだよ。
結局、続かなかったけどなぁ〜。」

仕舞い込まれたトランペット。
なんだか、かわいそう…。

悠太くん「ふーーー、ふーーー」

あれ、悠太くん、興味あるのかな?

悠太くん「ふーー、ふー」

9歳の悠太くんに大人用のトランペットは早いけれど、まるで命が吹き込まれていくみたいだね。

悠太くん「ふー、ふーぶぶぶ……あ、今ちょっと鳴った!」

あは! 悠太くん、いい笑顔!

パパさん「やっぱ楽器ができるって憧れるよな〜。
今度は、親子で習ってみようかなぁ〜」

あは! パパさん、それはいいアイディア!
一度諦めたことだって、やる気さえあれば何度でも挑戦できるし、相棒がいれば長続きするんじゃない?

眠っていたトランペットだって大喜びさ!

ボクら乳酸菌も、そのやる気の相棒!
おなかの調子を整えて、チャレンジも健康も長続きさせてみせるよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!
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