語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年01月21日(日)

合格同盟

ボクの宿主は18歳。
悩み多き受験生のヒトミちゃんです。

辰巳くん:「おい、なにボーっとしてんだよ!」
声をかけてきたのは、同じ大学を志望するライバル、辰巳くんです。
宿主:「うん。志望校、変更したほうがいいかなぁ〜って。センター試験、日本史がボロボロでさぁ〜」
弱音がポロリこぼれるヒトミちゃん。
すると…。

辰巳くん:「しょうがねーなー。ホラ、これ、貸してやるよ」
バサッ!
そう言って、辰巳くんが手渡してくれたのは、
お手製の“日本史必勝ノート”。
宿主:「えっ、でも、いいの?」
辰巳くん:「きょ、今日だけ特別だかんな!だって、1866年の今日、1月21日は、あの薩摩と長州だって手を結んだ日なんだぜ。“倒幕は、一藩ムリムリ、同盟す。”で覚えたろ?」
宿主:「へー、そっかぁ〜? で、どうして手を結ぶんだっけ?」
辰巳くん:「おいおい、そんな基本的なことも忘れてるのかよ?ホラ、復習、復習!」

あは!ライバルからの思いがけない励まし。
ヒトミちゃん、志望校合格目指して、ラストスパート!
まだまだ、諦めないでほしいな!

宿主:「よ〜し、ここはひとつ、頑張るゼヨ!」
辰巳くん:「その調子!でごわす」
宿主:「ふふふ」
辰巳くん:「ははは」

ボクら乳酸菌も、良い菌同士、手を結んで受験生のラストスパートを応援するよ。
みんなの健康は、ボクらに任せるぜよ!
じゃあ、また日曜のお昼に!でごわす!