語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2018年07月01日(日)

ハッとして!Good!

ボクの宿主は38歳。
仕事に家事に育児、毎日、フル稼働のママさんです。

ママさん:「ほら、ママ、おじいちゃんのところへ行かなきゃいけないんだから、
グズグズしないで、早く支度しなさい!」

ママさんのお父さんが急に入院しちゃって、
最近は、ちょっとしたことでもイライラしちゃうんだよね。

いけない、いけない。

今日は、少し時間ができたので、
病院近くのカフェでひと休みです。

すると、目に入ってきたのは、
カフェに置かれた七夕飾り。

ママさん:「ああ、七夕。すっかり忘れてたぁ」

そう思いながら、短冊に目を通すと…。

ママさん:「ママのおこりんぼがなおりますように」

あは!まだおぼつかない字で書かれた願い事。
ママさん、これには笑っちゃうし、
ハッとさせられちゃうね〜。

ママさん:「私も子どもに、こんな思いをさせているのかも…」

あぁ、そんなに落ち込まないで〜。
ママさんいつも、ひとりで抱え込んで、頑張りすぎなのかも。
時には人に頼ることも大切だよ。
ボクら乳酸菌も、仲間同士協力しあって、
みんなの健康を見守っているんだから。

ママさん:「そっか〜、うん、そうだよね〜。
じゃあ、まずは…、お星様に協力をお願いしてみようかな〜」


ママさん:「おじいちゃんが、早く元気になりますように」

うふ。じゃあ、また、日曜のお昼に!