語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年02月03日(日)

出会いが起こした奇跡

ボクの宿主は42歳。
地元・大阪のマラソン大会に出場中のタダシさんです。


タダシさん:「3時間10分の壁、越えたるで!」
今日はなんだかいけそうです。

走りながら思い出すのは、27歳、酷い振られ方をしたあの時…。

女性「もうムリだから」

あれは、メチャクチャ、落ち込んだよね〜。
でも、そんな時、誘われたのが5キロマラソン。

タダシさん:「えーー!ムリですよ。ムリムリ!
ボク、小学生の頃からクラス中が認める運動音痴ですよ。
ほんま、ムリです」
はじめは、乗り気じゃなかったけれど、
ストレス発散のつもりで出場したら、意外といいタイムで、
自信がついたんだよね。

あれから15年。

今では、マラソンが趣味で、
運動音痴を知る友達は、ビックリ!

タダシさん:「あのとき振られなければ、今のボクはなかったんだよな。
あの子との出会いが起こした奇跡だよなぁ〜」

あは! 失恋からの大変身!
その気になれば、人は変われるんだね。

さぁ、タダシさんにとって、平成最後のマラソン大会、
ゴールが見えて来たよ!
自己ベスト更新、できるかな?!

タダシさん:「ヨッシャー!」

ボクら乳酸菌も、出会いを大切にしているよ。
毎日、新しい出会いで、丈夫なカラダを!

じゃあ、また、日曜のお昼に!