語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年02月10日(日)

変わらない幸せ

ボクの宿主は37歳の理恵さん。
明るくて世話好き。
職場では、上司と新人のパイプ役です。

大勢:「かんぱーーーーい!」

今日は、職場の飲み会。

上司:「昔はテレビの前にラジカセを置いてさ、歌番組を録音したんだよ〜。
でも途中でおふくろの声が入ったりして。『風呂沸いたよー』なんて。」

理恵さん:「さすが昭和40年代!昭和ネタもキレてますよね〜。
私は50年代ですから、
トサカみたいな前髪に憧れてましたよ〜。」

平成もあと少し。
この日の飲み会は“昭和あるある”で、白熱しています!

ところが…。
新人くん:「ふっ、やっぱ昭和ってダサいっすよね」

平成生まれの新人くんが、突然の発言!
あぁ、空気が凍りついちゃった。

理恵さんはどうするのかな〜?
すると…。

理恵さん:「まぁ、でもよく考えると、昭和、平成、新元号、
3つの時代を生きられるなんて、スゴくない?
しかも、こうして仕事の後に、楽しく食べたり飲んだりしてさ!
これって、いくら時代が変わっても、変わらない幸せだよね。」

あは! 理恵さん、そのとおり!
いつかきっと、新人くんにも伝わる時がくるんじゃないかな。

新人くん:「やっぱ昭和世代って、メンタル、強いっすよね」

ボクら乳酸菌は、時代が変わっても、変わらぬ幸せをおなかに届けるよ。
乳酸菌世代はメンタル以外も、強いっすから(笑)

じゃあ、また、日曜のお昼に!