語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2019年07月07日(日)

信じる気持ちで世界制覇

ボクの宿主は13歳の龍之介くんです。

夢は競泳のオリンピック選手だけど…。

ママさん(42歳):「短冊に“オリンピック選手になれますように”って、書いておくからね!」

ママの応援は、プレッシャー。
実は今、スランプで、自信ゼロなんだよね。

パパさん(44歳):「あの辺りかなぁ〜、ゴジラ座」

急に変なことをつぶやいたのは、パパさん。

ママさん:「ゴジラ座って、確かNASAが認定したっていう?」

パパさん:「そうそう。宇宙にはガンマ線っていう放射能を放出する天体があって、それを結んだ星座にゴジラ座があるんだ。肉眼で観るのは難しいらしいけど、この宇宙のどこかに、そんな星座があるって、ワクワクするだろ」

パパさんは、なんでも面白がる天才だね。

パパさん:「日本生まれのゴジラが、NASAに認められて、宇宙に存在するなんて、夢がある話だよな〜」

ホント!ホント!
龍之介くんのオリンピックだって、夢じゃないよね〜。

パパさん:「よし! ゴジラ座に、龍之介の世界制覇でもお願いするか! きっとゴジラが、スランプなんて吹き飛ばしてくれるぞ!」

あは! パパさんは無邪気だね〜。
悩んでいるのがバカらしくなっちゃう。

でも、すべては信じる気持ちから始まるよ。
龍之介くんも、自分を信じて、スランプを乗り越えて欲しいな。

とっても小さなボクら乳酸菌だって、世界を舞台に活躍しているよ。
宇宙制覇だって、夢じゃないんだ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!