語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2020年05月17日(日)

笑顔にする仕事

ボクの宿主は、17歳のジュンヤくん。
お花屋さんの一人息子です。

ママ(45歳):「いらっしゃいませ〜。」

元気な声は、ジュンヤくんのママ。
お花屋さんは、ママが切り盛りしてるんだよね。

う〜ん、いい香り〜♪

ママ:「今日は、どんな花束になさいますか?」

お客さんは常連さん。

お客さん:「いつもより、華やかな感じがいいかな。
今日は家内の誕生日なんだよ。」

ママとお客さんの会話、楽しそうだね〜。
ジュンヤくんも時々お手伝いしているけれど、高校を卒業したら、後を継ぐかどうか迷っちゃう。

だって…。
朝は早いし、水は冷たいし、力仕事が多くて大変なんだもん。

でも…。

ママ:「はい。お待たせしました!」

お客さん:「おぉ、これはすごい、綺麗だね〜!
これなら家内も喜んでくれるよ。」

ママ:「ありがとうございます!」

あは! 二人とも、いい笑顔。

お花って、生活になくてはならないものじゃないけど、あると、みんなが笑顔になって、心が豊かになるんだよね。

やっぱり、人を笑顔にできる仕事って、カッコイイ!
大変でも、チャレンジしがいがあるよね、ジュンヤくん!

ボクら乳酸菌は、おなかの調子を整えて、みんなを笑顔にしているよ。
どう?カッコイイでしょ?!

じゃあ、また、日曜のお昼に。