語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2021年12月12日(日)

レトロリバイバル!

ボクの宿主は45歳のミキさんです。

フミヤくん「わ! これ、『木綿のハンカチーフ』のレコードだぁ〜。へー。これが元祖かぁ〜」

興奮ぎみなのは、息子のフミヤくん。
最近、おばあちゃんの家でレトロなものを見つけては、SNSにアップしているみたい。

ミキさん「それはおばあちゃんのレコード。
私がはじめて買ったのは、これ。チェッカーズ『星屑のステージ』ね。知ってる?
♪胸に頬をう〜ずめ〜♪」

あは! ミキさんも興奮ぎみ。
最近、思春期のフミヤくんと話す機会が減っていたから楽しんだね。

フミヤくん「ねー。フィルムのカメラとか残ってないかなぁ? ほら、使いきりの。最近、あれも流行ってるんだよね〜」

ミキさん「ふーん。デジタルの方が便利なのに」

フミヤくん「まぁね。でも、なんか味があっていいんだよね〜。使える枚数も限られてるから、1枚1枚が貴重だし」

ミキさん「へー、最近の若い子の趣味って、わかんないもんね」

あは! そんなこと言ってるけど、やっぱり嬉しそう。
若い子が昭和を楽しんでくれると、古臭いと思っていたあの時代が輝いて見えるから不思議だよね。

ミキさん「いいものはいい。ってことなのかな〜」

ボクら乳酸菌は、昭和も平成も令和も、時代を超えて愛されているよ。
いつも、いつまでも、みんなの乳酸菌さ!

じゃあ、また、日曜のお昼に!