語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2022年09月04日(日)

その先の世界へ

ボクの宿主は22歳の麻衣さんです。

遊園地でのアルバイト。
楽ちんと思っていたけれど、現実はなかなか大変です。

麻衣さん「こちらが最後尾でーす!」

どんなに疲れていても、ビッグスマイルが基本。

炎天下での誘導や、迷子の保護。
思っていた以上に大変なんだよね〜。

麻衣さん「このバイト、続けられるかなぁ〜」

閉園後。

男性先輩「よーし! 今日は辛いもの食べに行くぞ〜」

誘ってくれたのは、アルバイトの先輩。
疲れてるから帰りたいけど…。

男性先輩「“辛い”っていう漢字は“つらい”とも読むから、つらい時に辛いものを食べると、汗と一緒に“つらさ”が吹き飛ぶんだって!」

こじつけだと思うけど、先輩の誘いに乗ってみることに。

すると…。

麻衣さん「くぅ〜辛い、、、けど、すぅぅぅぅぅ はぁ〜、おいしい〜かも。それになんだか元気になってきた!」

あは! 本当に“つらさ”が吹き飛んじゃったのかも。

麻衣さん「“からさ”の先に美味しさがあるように、“つらさ”の先には、もしかしたら楽しさが待ってるのかもなぁ〜」

麻衣さん、遊園地でのアルバイト、まだまだ頑張れそうだね。

ボクら乳酸菌は、疲れたカラダに優しく寄り添うよ。
夏バテなんて、吹き飛ばそう!

じゃあ、また日曜のお昼に!