ボクの宿主は8歳のみずほちゃんです。
友だちに天然パーマをからかわれて、ご機嫌ななめみたい。
おじいちゃん「お、どんぐりがいっぱい落ちてるね〜」
おじいちゃんと公園に来てみたけれど、どんぐりなんて興味なし!
みずほちゃん「わたし、もうこどもじゃないんだから」
だってさ。
おじいちゃん「まぁ、そう言わずに。
ここには、いろんなどんぐりがあっておもしろいぞ」
みずほちゃん「いろんなどんぐり?
どんぐりは、どんぐりでしょ?」
はっは〜ん。
みずほちゃんは、どんぐりに種類があること、知らないんだな。
おじいちゃん「ほら、これは殻斗(かくと)というお帽子のようなところがうろこ模様だろ。こっちはシマシマ模様。
どんぐりは、木の種類によって、形も大きさも、お帽子の模様も違うんだよ。
ほら、これなんて…」
そういって、おじいちゃんが見せてくれたのは…。
みずほちゃん「わー、もじゃもじゃ!」
おじいちゃん「これはクヌギの木のどんぐり。
お帽子の部分がパーマをかけたようにクルクルでかわいいから、子供たちに人気なんだよ」
みずほちゃん「へー、クルクルパーマでも人気者になれるんだぁ〜」
そうそう。みずほちゃんのヘアスタイルだって、個性的。
からかった子も、うらやましかったのかもね。
みずほちゃん「そのどんぐり、もっと探してみる〜」
あは、ご機嫌なおったみたい。
ボクら乳酸菌も、個性派ぞろい。
でも、みんな仲良しなんだ!
じゃあ、また、日曜のお昼に!