語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2023年01月22日(日)

パパとママの連携プレー

ボクの宿主は40歳。
生意気盛りの息子、トオルくんに悩む、パパさんです。

トオルくん「よし、そうそう、パスで連携して、ゴールゴール」

パパさん「まったく、四六時中、サッカーゲームしてるんだから〜。
パパ、トオルの将来が心配だな〜」

トオルくん「ふ〜ん。じゃぁさ、パパ。四六時中って、一日中っていう意味だよね。
なんで、そういうか知ってる?」

パパさん「え?」

トオルくん「知らないでしょ〜。4×6は24。
1日は24時間だから、“しろくにじゅうし”で四六時中って言うんだよ。
こんなことも知らないなんて、ボク、パパの将来が心配だなぁ〜」

ね、いつもこんな感じ。
パパさん、頭を抱えちゃうよね。

すると…。

ママさん「じゃあ、江戸時代は、一日中のこと、なんて言ってたか知ってる?」

隣で聞いていたママさん。

トオルくん「え? 江戸時代?」

ママさん「知らないでしょ〜。
江戸時代は、1日を12の時間に区切っていたから、“二六時中”って言ってたんだよ」

トオルくん「にろくじちゅう・・・。にろくじゅうにで、二六時中かぁ〜」

パパさん「さすが、ママ! ほら、トオル。上には上がいるんだから、ゲームはほどほどにして勉強もしないと、後悔するぞ」

トオルくん「そっか〜」

あは! パパとママの連携プレー、決まったね〜。

ボクら乳酸菌は、成長する子どもを応援しているよ。
ボクらも連携プレーが得意なんだ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!