語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2023年04月23日(日)

読書のすすめ

ボクの宿主は36歳のパパさんです。

今日は『子ども読書の日』。
だけど、小学3年生の息子くんは、読書が嫌いみたい。

パパさん「ママは教師なんだから、子どもを読書好きにする方法、なんかないの?」

ママさん「ん〜、所詮、大人が薦める本なんて、子どもは興味ないんじゃない?
少なくとも、私はそうだったなぁ〜」

パパさん「え? そうなの? 意外、教師なのに」

ママさん「うん。特に、伝記ものね。
だってさぁ〜、エジソンとかベートーヴェンとか、伝記になるような偉人て、やっぱ子供の頃からスゴいんだよ」

あは! 確かに。

ママさん「普通の小学生の私からしたら、“自分とは違う”で終わっちゃうんだよね」

へー、感じ方って色々あるね〜。

パパさん「でも〜。本を読んで学ぶことも、いっぱいあるんだしさぁ」

ママさん「それじゃぁ、まず家族で図書館に通ってみる?
本と触れ合う機会が増えれば、そのうち自分から興味が出るかもしれないし。
ちなみに、私が教師になったのは『赤毛のアン』の影響なんだよね〜。
コンプレックスがあっても、明るく元気に成長して、教師になるっていう」

パパさん「へ〜。ママにもコンプレックスがあったんだぁ? で、どんな?」

ママさん「うるさいなぁ!
そうじゃなくて、共感できる人に出会えたら、そこから道が広がるってこと!」

そうそう! そうだよ、パパさん。
本って、すごいチカラがあるんだよね〜。

ボクら乳酸菌の本も、図書館にあるはずだよ。
興味を持ってくれると嬉しいなぁー。

じゃあ、また、日曜のお昼に!