ボクの宿主は、高校1年生の松本結衣ちゃんです。
今日は美術部の写生大会。
山の植物を描きに来ているんだけど…。
結衣ちゃん「んー、どれにしよう〜」
結衣ちゃんは、描きたい植物がなかなか見つからないみたい。
早く決めないと、時間がなくなっちゃうよ。
すると…。
先生「松本さん、あそこの花なんか、どうですか?」
そう言って先生がすすめてくれたのは、ドクダミ。
結衣ちゃん「ドクダミって、あの薬草のドクダミですよね。
独特のニオイがある」
先生「そうですね。でも、あそこで咲いているのは、八重咲きのドクダミですね」
結衣ちゃん「八重咲きのドクダミ?」
先生「そう。花びらのように見える白い葉っぱが、普通は4枚。
でも、八重のドクダミはいくえにも連なっているんです」
結衣ちゃん「え〜? わ、ほんとだ!」
先生「ね、野生で見つけられたのは、ラッキーかもしれませんよ」
結衣ちゃん「へー、なんか、四葉のクローバーみたいでいいかも〜」
結衣ちゃん、やっと写生する植物が決まって、よかったね。
結衣ちゃん「でも先生〜、やっぱりドクダミですね。ニオイは強烈ですぅ〜」
あは! “良薬口に苦し”じゃなくて、“良い写生モデル、鼻に苦し”だね。
ボクら乳酸菌は、「よい菌、おなかに苦し」じゃなくて、「よい菌、おなかに嬉し」だよ。
じゃあ、また日曜のお昼に。