ボクの宿主は57歳のトモヤさんです。
亡くなったお父さんが大切にしていた、お庭。
今日は、お父さんに代わって、はじめての庭仕事です。
夏の間、まったく手をつけていなかったから、草がボウボウ。
トモヤさん「ふぅ〜、キツイなぁ…」
9月だってまだまだ暑いし、根っこは絡まってなかなか抜けないし、ひと苦労です。
トモヤさん「ただの庭仕事だと思っていたけど、こんなに重労働なのかぁ〜」
お父さんが庭を愛していた気持ち、しみじみ感じるねぇ。
おや?
庭の隅に、見慣れぬ、ゴルフボールほどの植物が…。
トモヤさん「あれ? これって、もしかして…」
うん! 緑にうすい黒の縞々(しましま)模様、これは、スイカの赤ちゃんだね。
トモヤさん「いつの間に、こんなところに」
種を蒔いていないのに、不思議だね〜。
きっと、生ゴミを堆肥に変えるコンポストに入れる時、スイカの種が外にこぼれ落ちて、芽が出たんじゃないかな〜。
トモヤさん「終わりと思ったら、また始まったのかぁ〜」
あは! トモヤさんも、スイカの赤ちゃんも、先代から大切な命を授かって、次に繋いでいくんだね。
トモヤさん「これから秋だっていうのに、スイカの赤ちゃん、がんばれよ〜」
ボクら乳酸菌は、小さな小さな命も見守っているよ。
大きく元気に成長するといいなぁ。
じゃあ、また、日曜のお昼に!