ボクの宿ぬしは、30歳の女性です。
女性:「もうすぐ、5回目の結婚記念日なのよ。」
あれ? 独り言?
おうちには、誰もいないはず。
いったい、誰に向かって言ったんだろう?
この夫婦の結婚記念日には、あるルールがあるのです。
毎年順番に、どちらかがプレゼントを渡すのです。
旦那さんから彼女への手料理だったり、彼女から旦那さんへの手編みのマフラーだったり。
毎回、ふたりらしいプレゼントが飛び出します。
今年は、彼女が旦那さんにプレゼントする番。
なのに、彼女は何も用意をしないのです。
女性:「結婚記念日が楽しみ。」
あれ? 今年は自分の番だって、忘れちゃってるのかな?
ボクらは、おなかのなかで、不安になるのでした。
そして、当日。
女性:「今年は、ふたりがプレゼントをもらえる年になりました!」
そうです。今年は、ふたりが、赤ちゃんを授かったのです。
ボクら乳酸菌は、おなかのなかのいちばん近くで、しっかり見守るよ!
女性:「新しい命に、乾杯!」
来年の結婚記念日は、きっと賑やかだね!
じゃあ、また、日曜のお昼に。