五輪メダリストの松田丈志さんが恩師の久世コーチを語る(2016/11/19 放送)
先週に引き続き、今週も元競泳選手の松田丈志さんをお迎えしました。
4大会連続でオリンピックに出場し、3大会連続でメダルを獲得している松田さん。オリンピックというのはやはり特別な大会なんだそうです。
「僕はもう小学校2年生でオリンピックというものを初めて知って、それからは自分が出たいってずっと思ってた大会なので。で、この間の引退までずっとそれを追い求めてやってきたんで、他の大会とは全然違いますね。世界選手権とか他にも大っきい大会ありますけど、オリンピックがやっぱり一番です」
今夏のリオ・オリンピックでは、800メートルリレーで日本にとって52年ぶりの銅メダルを獲得。競泳で最年長だった最年長だった松田さんは、今大会での挑戦についてこう語ってくれました。
「今回はリレー1種目に絞ってたんで、それでメダルを獲るって意味では、後輩たちをいかに引き上げるか、っていうところが僕にとっての挑戦でしたね。まだメダルを経験したことがない選手が2人いたので、その選手をいかにメダリストにするか、っていうとちょっとあれですけど、一緒にどう戦うかっていう」
そんな松田さんと4才の時から共に歩んできたのが、コーチの久世由美子さん。宮崎県で1位、全国で1位になっても、そこで満足したり、天狗になったりしなかったのは、久世コーチのおかげだったとか。「鼻を折るというか、もっと上があるんだぞ、というのを見せてくれて、コーチがどんどん上の目標を見させてくれた」とおっしゃっていました。
そして、名古屋にある中京大学に進んだ時は、久世コーチも一緒に大学に。「コーチと地元に残るコーチの家族のためにも結果を出してあげたい」という思いが苦しい時にふんばるエネルギーになったそうです。
「やっぱり僕は(大学でも)コーチと一緒にやりたいというふうに思っていて。たぶんコーチもそれを聞いた時は、えっ?って戸惑ったと思うんですけど、たぶんコーチもまだ僕を指導したいっていう思いも持ってくださっていて、それで2人で一緒にトレーニングをやれる環境、大学を探して。で、中京大学がそのスタンスでやっていいって言うので。今まで通りやってもらって結構です、っていうような形で。それもホントに凄いことだと思いますね」
それほど深く関わっていったお二人ですが、松田さんは、短期の合宿などを除くと一度だけ、久世さん以外のコーチに教わっていたことがあるそう。
「その時はロンドン五輪の後で、僕自身もある意味ロンドンで一回完全燃焼してるんで。久世コーチを一緒に金メダルを目指してとことんやって、それでも獲れなくて…。で、次、もし自分にまだ水泳人生があるとしたら、一回環境を変えて、違う世界を見て、違うやり方を見ることが必要じゃないかなと思ったんで、1年間環境を変えてやらせてもらいました」
そして、リオ五輪に向けて、松田さんは再び久世コーチの元へ。
「実はその時、リオまでやれるか、やるかどうかも悩んでた時期でもあったんですね。ロンドン終わって1年間、違う環境でやって。残り3年ありますから、果たして自分がリオまで行けるかどうか悩んでる時期でもあって。で、コーチとトレーニングをやりながら毎日のように話もして、逆にコーチにプッシュしてもらったというか、もう覚悟決めてやりなさいよ!みたいなことも言われましたね」
この秋に引退し、結婚もされて転機を迎えている松田さん。今後については「まだ引退して間もなくて、いろんなことに今、挑戦させて頂いてる中なんですけど、一つ自分で思ってるのは、やっぱり引退後のキャリアでも世界を相手に勝負したい、っていう思いがどこかあって…何で世界と勝負するかですけどね」とおっしゃっていました。
そして、松田さんにとっての挑戦について伺うとこんな答えが返ってきました。
「とにかく自分を成長させてくれるものだと思っていて、今日こうやって恵さんとラジオでお話しさせて頂くことも僕にとって挑戦ですし、実は今度マラソンを走る機会もありますし、最近は講演をさせていただいたりとか。あとはスポーツを僕自身が伝えていくっていうことにもチャレンジしたいなと思っていて、そういういろんな挑戦を通じて自分も成長していけたらな、っていうふうに思います」
ところで、今後、松田さん自身が久世さんのような存在になる可能性はあるんでしょうか?
「近くで久世コーチの大変さも見てきてて、選手一人を育てるってホントに大変なことだと思うんで、簡単にコーチやります!って言えない部分がちょっとあって。でも、指導者っていうのも、ゆくゆくはチャレンジであるかな、って思いは少しは持ってますけど」
番組ではそんな松田丈志さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「松田丈志さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
4大会連続でオリンピックに出場し、3大会連続でメダルを獲得している松田さん。オリンピックというのはやはり特別な大会なんだそうです。
「僕はもう小学校2年生でオリンピックというものを初めて知って、それからは自分が出たいってずっと思ってた大会なので。で、この間の引退までずっとそれを追い求めてやってきたんで、他の大会とは全然違いますね。世界選手権とか他にも大っきい大会ありますけど、オリンピックがやっぱり一番です」
今夏のリオ・オリンピックでは、800メートルリレーで日本にとって52年ぶりの銅メダルを獲得。競泳で最年長だった最年長だった松田さんは、今大会での挑戦についてこう語ってくれました。
「今回はリレー1種目に絞ってたんで、それでメダルを獲るって意味では、後輩たちをいかに引き上げるか、っていうところが僕にとっての挑戦でしたね。まだメダルを経験したことがない選手が2人いたので、その選手をいかにメダリストにするか、っていうとちょっとあれですけど、一緒にどう戦うかっていう」
そんな松田さんと4才の時から共に歩んできたのが、コーチの久世由美子さん。宮崎県で1位、全国で1位になっても、そこで満足したり、天狗になったりしなかったのは、久世コーチのおかげだったとか。「鼻を折るというか、もっと上があるんだぞ、というのを見せてくれて、コーチがどんどん上の目標を見させてくれた」とおっしゃっていました。
そして、名古屋にある中京大学に進んだ時は、久世コーチも一緒に大学に。「コーチと地元に残るコーチの家族のためにも結果を出してあげたい」という思いが苦しい時にふんばるエネルギーになったそうです。
「やっぱり僕は(大学でも)コーチと一緒にやりたいというふうに思っていて。たぶんコーチもそれを聞いた時は、えっ?って戸惑ったと思うんですけど、たぶんコーチもまだ僕を指導したいっていう思いも持ってくださっていて、それで2人で一緒にトレーニングをやれる環境、大学を探して。で、中京大学がそのスタンスでやっていいって言うので。今まで通りやってもらって結構です、っていうような形で。それもホントに凄いことだと思いますね」
それほど深く関わっていったお二人ですが、松田さんは、短期の合宿などを除くと一度だけ、久世さん以外のコーチに教わっていたことがあるそう。
「その時はロンドン五輪の後で、僕自身もある意味ロンドンで一回完全燃焼してるんで。久世コーチを一緒に金メダルを目指してとことんやって、それでも獲れなくて…。で、次、もし自分にまだ水泳人生があるとしたら、一回環境を変えて、違う世界を見て、違うやり方を見ることが必要じゃないかなと思ったんで、1年間環境を変えてやらせてもらいました」
そして、リオ五輪に向けて、松田さんは再び久世コーチの元へ。
「実はその時、リオまでやれるか、やるかどうかも悩んでた時期でもあったんですね。ロンドン終わって1年間、違う環境でやって。残り3年ありますから、果たして自分がリオまで行けるかどうか悩んでる時期でもあって。で、コーチとトレーニングをやりながら毎日のように話もして、逆にコーチにプッシュしてもらったというか、もう覚悟決めてやりなさいよ!みたいなことも言われましたね」
この秋に引退し、結婚もされて転機を迎えている松田さん。今後については「まだ引退して間もなくて、いろんなことに今、挑戦させて頂いてる中なんですけど、一つ自分で思ってるのは、やっぱり引退後のキャリアでも世界を相手に勝負したい、っていう思いがどこかあって…何で世界と勝負するかですけどね」とおっしゃっていました。
そして、松田さんにとっての挑戦について伺うとこんな答えが返ってきました。
「とにかく自分を成長させてくれるものだと思っていて、今日こうやって恵さんとラジオでお話しさせて頂くことも僕にとって挑戦ですし、実は今度マラソンを走る機会もありますし、最近は講演をさせていただいたりとか。あとはスポーツを僕自身が伝えていくっていうことにもチャレンジしたいなと思っていて、そういういろんな挑戦を通じて自分も成長していけたらな、っていうふうに思います」
ところで、今後、松田さん自身が久世さんのような存在になる可能性はあるんでしょうか?
「近くで久世コーチの大変さも見てきてて、選手一人を育てるってホントに大変なことだと思うんで、簡単にコーチやります!って言えない部分がちょっとあって。でも、指導者っていうのも、ゆくゆくはチャレンジであるかな、って思いは少しは持ってますけど」
番組ではそんな松田丈志さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらの色紙を1名様にプレゼントします。このホームページ右のメッセージフォームから「松田丈志さんの色紙希望」と書いてご応募ください!