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放送後記〜チェリー清水さんの後ろの席から〜

『未来のミライ』細田守監督 登場!(7月21日放送分より)

2018/07/26 update
福山さんが声優初挑戦の『未来のミライ
細田守監督をお迎えしました。
公開を楽しみにされている方、
そして一足早くご覧になった方からのメッセージ、
細田監督にもお答えいただきました。

神奈川県みいなちゃん(19歳・大学生)
『未来のミライ』をとっても楽しみにしている女子大生です!
というのも、私の住む町、
“横浜市磯子区“が舞台だとタウン誌に載っていたからです!
今まで横浜を舞台にしたアニメはありましたが、ピンポイントで磯子!
どんな風に描かれているかワクワクします!
世界に磯子区が知られるなんて、、、!
映画が楽しみです!


福) 磯子が舞台になった経緯というのは、、?

監督)まさに、福山さんに演じていただいた青年が
   戦時中に勤めていた軍需工場が、
   磯子の埋め立て地にあったんですね。
   今はもうない会社なんですけど。
   それで、時代の地層的な様相も表したかったんです。
   同じ場所に現在、主人公のくんちゃんも住んでいて。
   未来もある、っていう、いろいろな”時間”を表すのに磯子にしました。

福) その磯子と家についての質問もいただいてます。

新潟県・けいこちゃん(52歳主婦)
『未来のミライ』、試写会を友達と見に行きました。
子育てが終わった私たちには、
甘えん坊のくんちゃんが可愛く、愛おしかったです。
きっと観る年代で、感想が違うんだなあと思いました。
友達と帰りの車で、
スキップフロアの家って、固定資産税高そうだよね。
 (『建もの探訪』の)渡辺篤史さんとか来てそうだよね。

とおしゃべりしました(笑)


福) あの家、超可愛いんですけど、どこから発想が出て来たんですか??

監督)あれは、建築家の谷尻誠さんっていう方に
   お願いしてデザインしてもらったんですよねえ。

   やっぱり、あの子供がそこにいて、
   家の中を遊びまわれるような楽しい家にしたいと思って。
   だから、あのスキップフロアっていうのがあって。
   もう全部、縦方向にずーっと繋がる階段みたいな家ですよね!

福) あれは、何坪くらいの家なんですか??

監督)延べ床で148平米で。そんな大きくないですね。
   延べ床でそのくらいなんですね。

福) 土地は何平米なんですか?

監督)土地もほとんど同じくらいのですね。
   でもまあ、中庭分があるから200平米くらいかな。
   まあ傾斜地なので、そんなに高くはないんじゃないかと。

福) 70坪弱っていうことですよね。それで磯子ですよね。
   磯子で70坪で傾斜地だと、、。
   いや、僕のおじいさんが不動産業を営んでいたんですよ!
   それで、僕はそのせいにしているんですけど、
   不動産が好きなんですよね!(笑)
   だから、今伺って、磯子で70坪、、なるほどなるほどって。
   今だったら1億くらいいくんじゃないんですか?全部込みで。

監督)あれ、造成してない土地で斜面を生かして作っているので、
   ちょっと安いと思います。多分。
   
福) じゃあ、7,000万から、、(笑)

監督)生々しいな、本当に!(笑)
   これ結構でも、具体的に話していくと、
   本当にあるような気がしてきていいですね!

・・・リアルな世界を思い浮かべながら、
アニメを見るのは新鮮で楽しそうですね!
聖地巡礼と逆パターンで面白そうです!
続いては・・・

神奈川県・りのちゃん(21歳大学生)
この前、細田監督が朝の『スッキリ』に出ているのを観て、
とても羨ましい気持ちになってしまいました。
というのも、細田監督が生イラスト描きを披露していたのですが、
サラサラ、サラサラと小さな女の子を書き上げたんです。
プロの方ですから、もちろん上手に描けるのは存じ上げておりますが、
サッと、短時間でミスしないで
あんなに上手に描けるなんて、やっぱりすごいです!
私は小さい頃から絵が好きですが、上手くないので本当に憧れてしまいます!
細田監督は小さい時から絵が上手だったんでしょうか?
どうすれば、あんなに上手く描けるんだろう、っていつも思います。
頭の神経回路が違うんでしょうか?


福) 僕も以前、似たようなことを監督に伺ったんですが、、、
   細田さん
   「絵だけは、描けば描くほど上手くなる!
   っておっしゃってましたけど。

監督)そうですね。"描く"ことっていうのは、
   イコール、”見る”ことなんで。
   やっぱり、見るっていうのが大事で。

福) ということは、やっぱり対象物を見ながら描いた方が
   上手くなるっていう話ですよね!
   想像して、頭の中のイメージの模写をするというよりは、
   実際に描きたいものを見ながら描くのが重要なんですね!

監督)それで、もっと言えば、対象物が好きなものを描くと、
   より上手く描けると思うんですよ!
   「大好き!!」って思って描くのと、
   「これ、イマイチ好きになれない」って思って描くのとじゃ、全然違いますよ!

福) それいいこと聞いたなあ〜〜!
   今回、絵でいうと、くんちゃんの家もそうですし、
   そして凄く気になるキャラクター、”不思議な駅員さん”。
   大人気絵本作家”tupera tupra(ツペラ・ツペラ)”さんも制作に参加と!

監督)やっパリ、今の子ども文化っていうのを担っている人の一人なので、
   凄くリスペクトしながらお願いしました。

福) そして重要な乗り物です!黒い新幹線!
   実際の新幹線の車両デザインも手がけている
   ”川崎重工業車両カンパニー”のデザイナーさんともデザイン制作と。。

監督)これ、本物の新幹線デザインなんです!
   E5系・E6系をデザインした亀田さんという方なんですけど!

細かいところまですごくこだわって
そして有機的な時間の地層があって・・・
『未来のミライ』、ご覧になったアナタの感想、お待ちしています。
最後に・・・絵の話をしたときに、
作家・今浪さんが馬が大好き!ということで、
細田監督の目の前で仕上げたイラストです。
今浪さん、相当緊張していましたが、
細田監督からお褒めの声をいただいてホッとしていましたよ(笑)


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