家族にまつわる“あったかい”エピソードを
ご紹介している【家族を語ろうよ】のコーナー、
久々にお送りしました。

東京都・けいたさん（47歳会社員）
毎週楽しく聴かせていただいて、もう10年以上です。　
メールも送りたいけれど送れるような話もないので、
ただ毎週聞かせていただいていました。
今回番組のプレゼントの応募以外では初めてメールします。

私はいま、奥さんと、小2の娘、年中の息子、
そして76歳になる私の母と暮らしています。
私と母は2人揃って福山さんファンで、
誕生日も10月4日5日生まれと1日違いです。
奥さんも10月7日生まれで、
我が家は10月は誕生日でてんやわんやなんです。

そのちょっと前、
9月に娘の小学校でマラソン大会がありました。
今はマラソン大会と言わないで、
「頑張って走ろう会」だったか、
「走れ走れ大会」だったか名前は変わりましたが、
まぁいわゆるマラソン大会です。

その日を前に娘が私に
「1番から10番までにゴールしたら
　欲しいもの買ってくれる？」
と言い出したので、そこは頑張ってほしいので
「分かった、買ってあげるからがんばって」
と約束しておきました。

娘も小2、物欲もしっかりしてきたんだなぁと
嬉しいような悲しいような気持ちでいたんですが、
驚いたことに母からも妻からも、
マラソン大会で10番以内になったら
欲しいものを買ってって言われたから、
約束したという話を聞きました。
娘は3人から買ってもらおうとしていたんです。

さすがにそれはよくないと思い、
「10番以内でゴールしたら、
　3人で1個買ってあげるって言うのでいいよね。
　でもそれを先に言うとやる気なくしちゃうかもしれないから
　マラソン大会が終わってから話そう」
ということになりました。

そしてマラソン大会当日の日です。
私は仕事で応援に行けませんでしたが、奥さんと母が行きました。
娘は一生懸命走ったようでしたが、
結果は残念ながら13番目でゴール。
家に帰ってしょんぼりしていました。

3人それぞれから買ってもらおうとしていたことを
話す必要もなくなって、
でも頑張ったからパパ何かを買ってあげようと思い、娘に
「頑張ったからパパが何か買ってあげるよ。何か欲しい？」
って聞いてみました。

そしたら娘はいらないと言って、
泣き出してしまいました。
大声で泣いてヒクヒクです。
奥さんも母もびっくりして、
人で何とか落ち着かせてそれからゆっくり話を聞きました。
そして娘が涙を浮かべながら言ったことです。

「10月の誕生日にパパとママとおばあちゃんに
　プレゼントをあげたかったけど、
　お小遣いなんてそんなに持ってないから、
　マラソンで10番になって、
　パパにママのプレゼント、
　ママにおばあちゃんのプレゼント、
　おばあちゃんにパパのプレゼントを
　買ってもらうのを思いついたけど、
　13番目だったからダメになった・・・」

聞いた娘の話に、私と奥さんと母と3人とも涙です。
「3人でプレゼントなんていらないよ。
　お手紙と絵を描いてくれたら嬉しいよ。」
といった話を代わる代わるしましたが、
娘は自分の誕生日に私たちがプレゼントをあげているし、
また友達も親の誕生日にプレゼントを
あげたりしているのを学校で聞いたみたいで、
自分もしっかりとしたものをあげたいと思ったそうで、
「やっぱり2年になってしっかりしてきたんだなー」
って嬉しいような悲しいような気持ちでした。

10月の私たちの誕生日は、
娘にママと一緒にハンバーグを焼いてもらって、
みんなで食べました。
とっても美味しいハンバーグでしたし、
今までで一番嬉しいプレゼントをもらったような
今年の10月だったので報告させてもらいます。

・・・映像で再現したいですね。
「福のラジオ映画部」で作るか、投稿してもらって
みんなに見てもらいたい。
それにしてもいい話だなぁ、可愛い娘さんです！　
冬休み、久しぶりに家族が顔を合わせたときのエピソード、
【家族を語ろうよ】までお寄せください