2017年10月19日

『Vintage Travel : Page1』東北の旅へ

復興へ歩む東北へ旅しませんか?

LOVE & HOPEがこれまで取材を重ねてきた東北の魅力的な場所を巡る2泊3日のツアーが開催されます。
美味しい復興グルメ、再生を果たした街、三陸の絶景、鎮魂の場所・・・
LOVE & HOPEがツアープラン作成に協力し、NPO法人「VINTAGE AGING CLUB」が主催するツアーです。

詳しくはこちらから

2017年10月19日

10月19日 東北・秋の復興グルメ『岩泉ヨーグルト』

今週は『東北・秋の復興グルメ!』と題して、東北の「いま」と、絶品!秋の復興グルメをお届けします。

今朝は岩手県岩泉町の名産品として知られる、岩泉乳業の「岩泉ヨーグルト」をご紹介します!去年の台風10号による豪雨で小本川が氾濫、河畔にあった工場が大きな被害を受け、操業停止を余儀なくされました。操業再開を望むファンの声に支えられて工場の再建に取り掛かりましたが、あれから約1年、ついに新工場が完成し、今月8日、県内限定ではありますが販売が再開となりました。

今朝は岩泉乳業の工場長、保呂草久人さんにお電話でお話伺います。

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今朝の『東北・秋の東北復興グルメ!』は今月、新工場が完成して販売が再開されたばかり!岩手県岩泉町の名産品、岩泉乳業の「岩泉ヨーグルト」の『プレーン』と『加糖』それぞれ1キロのパックをセットで3名さまにプレゼントします!

ご希望の方は『LOVE&HOPE』のブログから、「岩泉ヨーグルト希望」と書いてご応募ください。応募は本日24時まで受付。当選者はブログで発表します。

『東北・秋の復興グルメ!』、最終日の明日は、同じく岩手県、酔仙酒造の生酒『雪っこ』をご紹介します!

2017年10月18日

10月18日 東北・秋の復興グルメ『志津川ホルモン』

今週は『東北・秋の復興グルメ!』と題して、東北の「いま」と、絶品!秋の復興グルメをお届けします。

今朝は昨日に引き続いて、宮城県、南三陸町さんさん商店街からのレポート。三陸沿岸の町といえば新鮮な魚介類がまず思い浮かびますが、じつは美味しいお肉のお店が多いのも特徴なんです。海に出ている漁師さんたちはもちろん、いつも魚介類ばかり見ている町の皆さん、もう魚は見飽きたから肉が食べたい!ということなんでしょうか? そこで今回は南三陸町さんさん商店街で地元の皆さんがこぞって買って行く「志津川ホルモン」をご紹介します。

震災前から南三陸町で愛されてきたお肉屋さん「フレッシュミート左利」の店長、遠藤きくみさんにお話しを伺いました。

◆キャベツとか野菜の上にホルモンを乗っけて
(いま南三陸の本設のさんさん商店街にお店を出されてますが以前はどちらに?)建物が唯一残っているのが高野会館の建物なんですけど、その隣でショッピングセンターがありましてその中でスーパー兼お肉屋もやらせて頂いてました。(高野会館の横というと海沿いに店があった・・・)なので震災当時もそのまま高野会館に避難して難を逃れました。(お店じたいはどうだったんですか?)全部もう流されてしまって何もない状態でしたね。(でもお店をたたむのではなく再開させるという思いがあった?)そうですね。ほとんど商店は海岸のほうにあったので、そういうのがみんな無くなったんですよ。なので食べるものも買いに行けない状態が続いていたので、最初の復興の商店街のオープンには、ぜひ地元の方にご利用いただけるようなお店を早急に作らなきゃなっていう思いはありました。(地元の方、喜ばれたんじゃないですか?)そうですね、肉屋っていうものが無かったので、地元の方にはたくさんご利用いただけてよかったと思ってます。(私たちは南三陸に来るとキラキラ丼だったり海鮮を頂くイメージが強いんですけど、地元の子たちともよく話すんですけど、みんなあんまり海鮮に興味が無くて、お肉食べますよね?)そうなんです。私も肉が好き・・・うちは漁師なので魚介類とか海藻類たくさんあるんですけど昔から肉ばっかりでした(笑)。(だから美味しいお肉というかみんないただく習慣がある?とくにホルモンは皆さん召し上がるんですか?)そうですね。この辺では気仙沼ホルモンが有名なんですけど、気仙沼ホルモンは「赤」っていってタンとかハツ、レバーが一緒に入ったものなんですけど、ウチは腸だけで作ってるんでクセもなくて、洗いもしっかりしてるんで臭みのないホルモンで食べやすくていいわねっていうのが売りですね。(お家で食べるオススメの食べ方というかどういうふうに食べたらいいですか?)ホルモンなんで焼いて召し上がる方が多いんですけど、キャベツとか野菜の上にホルモンを乗っけて、フライパンで焼く場合なんですけど、フタしていただけると野菜に汁が出てきて蒸し焼きのような状態になって、ふっくらふんわりしたホルモンが食べれて、すごくおいしい食べ方かなこれからは。(お野菜にも味が染みて・・・それはぜったいごはんが必要ですね〜)


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今朝の『東北・秋の東北復興グルメ!』は、南三陸町のさんさん商店街「フレッシュミート左利」の「志津川ホルモン」の『しお』と『辛みそ』をセットで3名さまにプレゼントします!ご希望の方は『LOVE&HOPE』のブログから、「志津川ホルモン希望」と書いてご応募ください。応募は本日24時まで受付。当選者はブログで発表します。

「南三陸さんさん商店街」のお店では対面販売で買ったお肉をそのまま店内で焼き肉にして食べてもOK!元気な遠藤さんが迎えてくれますので、ぜひ足を運んでください!

『LOVE&HOPE』、『東北・秋の復興グルメ!』、明日は先日販売が再開されたばかり、岩手県岩泉町「岩泉乳業」の「岩泉ヨーグルト」です!

2017年10月17日

10月17日 東北・秋の復興グルメ『茹で水だこ』

火曜の『東北・秋の復興グルメ』に沢山のご応募
ありがとうございました。
南三陸町ロイヤルフィッシュの『水ダコ』当選者は
・kikkorockさん
・こねこさん
・坦々つけ麺大盛と温玉ご飯さん
以上の3名様です。おめでとうございます!
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今週は『東北・秋の復興グルメ!』と題して 東北の「いま」と絶品!秋の復興グルメをお届けしています。昨日に引き続いて、宮城県の南三陸町さんさん商店街からのレポート、今朝は南三陸町の名物「タコ」の話題です! 

お邪魔したのは、東北ならではの魚介類がたくさん並ぶ、ロイヤルフィッシュ。お店の前に吊るされている「大きなタコの足」がこの店の看板商品です!気取らないお店のオーナー、安藤靖敬さんが出迎えてくれました。

◆毎日同じ煮汁で炊く水だこ
(お店の前にタコの足がぶら下がっているのが印象的ですが、ロイヤルフィッシュさんは震災前は?)震災前ここにあったサンポートというショッピングモールの中でやってました。震災でこの辺全部やられてしまったのですっかり流されてしまって、でも幸いスタッフは全員大丈夫だったのでみんなで会った時に「じゃぁみんなでもう1回やろうか」って言って始まりましたね。そして仮設のさんさん商店街で再出発して、ここ志津川はタコが名物なんで店の表で茹だこを水切りしながらタコを売っていこうと、それがうちの店の看板商品になってますね。(以前からさんさん商店街に来るとタコの足がぶら下がっているのは見たことがあったんですけど、大きさは60センチぐらい、太さも私の手首ぐらいあるかなって感じ)案外大きいタコの方が柔らかくて美味しいんですよ。ちなみにこれ頭ついて生きてる状態だと8kgあるタコですね。(志津川で獲れるタコですか?)そうです。炊き方なんですよ、ずっと毎日同じ煮汁を使ってるんです。他のお店はわからないんですけど、うちは長い時間かけてゆっくり炊いてます。(その炊いたタコを干しているんですか?)干しているのではなく、その名の通り「水ダコ」で炊いた後に水が出るんです。3時間ぐらい水切りしてその後冷蔵庫で一晩寝かせます。本当は炊きたてが美味しいんですけど、水が出てしまって商品にならないんです。やっぱりパンとか米と一緒で炊き立てが最高です!(どんな味がするんですか?)今食べますか?(いいんですか!!!?そんなつもりじゃ!笑)これ寝かせてない焚きがけです。人肌ぐらいに冷めたやつです。(うわっ、大きくて太いタコ。いただきま〜す! あっ、おいひ〜〜。おいひ〜〜〜)こっちが真だこです。(いただきま〜す。あ、全然違う。噛めば噛むほどギュッギュッギュッギュ味が出てきて!肉質が締まってる感じでおいし〜!)水ダコだけで煮るよりも真だこと水ダコを一緒に煮た方がタコ美味しくなるんですよ。いろんな炊き方があって、大きいところでいっぱい煮るところはでかい窯で火力バンバンで炊くんですけど、うちはゆっくり火を入れていって長い時間かけるんですね。


◆炊き立てが最高!
(志津川のタコって本当に美味しい!)炊き立てが最高ですよ!(でも一日寝かせたのも)落ち着いた美味しい味でけど、食べるならやっぱり炊き立てが美味しいです!(炊き立てはお店に来れば買える?)はい、水が出ても大丈夫ですよというお客さんには炊き立てで出しますね。(お勧めの食べ方は?)おススメはそのままザクザク切ってバクバク食べるですね。(ヤバイ。美味しいですねー)


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LOVE&HOPE、今朝の『東北・秋の東北復興グルメ』は南三陸町のさんさん商店街、ロイヤルフィッシュさんから、炊いたのを一晩寝かせた【水ダコ・足1本】を3名の方にプレゼントします!!

プレゼンントご希望の方はLOVE&HOPEのブログから「水ダコ希望」と書いてご応募ください。住所・氏名・連絡先をお忘れなく。応募は本日24時まで受付。当選者はブログで発表します。

お店では、タコの煮汁で炊いた「タコ飯」もあります!ぜひお店に足を運んでみてください!

LOVE&HOPE、「東北・秋の復興グルメ」。あすは南三陸さんさん商店街から、お肉の話題です💛

2017年10月16日

10月16日 東北・秋の復興グルメ『生いくらの醬油漬け』

月曜の『東北・秋の復興グルメ!』に沢山のご応募、
ありがとうございました。
南三陸町山内鮮魚店の『生いくら醬油漬け』当選者は
・しゃめ さん
・こまこ さん
・ぶんぶん丸 さん
以上の3名様です、おめでとうございます!
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今週は『東北〜秋の復興グルメ!』
東北の「いま」と、絶品!秋の復興グルメをお届けします。

今朝は宮城県の南三陸町から、旬の“いくら”の話題です!
震災前は、秋鮭の水揚げ量が全国トップクラスの南三陸町に今年も故郷の川を目指して鮭が戻ってきました。南三陸町に本設のさんさん商店街がオープンしてから7か月。地元で60年続く「山内鮮魚店」の山内淳平さんに伺いました。

◆社長のみぞ知る秘伝のタレに漬け込んだいくら醬油漬け
(オープンから7か月。お客さんの入り具合、盛り上がり具合はいかがですか)
すごくオープンから多くのお客さんに来ていただいて、土日は県外からのお客さんで大繁盛しています!うちがこの商店街に本設オープンする時、「お刺身バイキング」という、来たらその場で美味しいもの食べて帰りたいというお客さまが多かったので、好きなものを好きなだけ食べられるようにしたいと、それが売りになってます。(私も先ほどいただいて、ホウボウやカレイなどのお刺身がお店の前で食べられますよね)土日はバイキングの前に行列ができるくらい人気です。(いくら丼も頂いた。キラキラしていて美味しくて最高!)今がいちばん旬。鮭は志津川湾で獲るんですけど、海で獲らないと、川に近づけば近づくほどいくらの皮は産卵に向けて固くなっていくので、川に上がる前の鮭を使っています。(今日はそのいくらの醤油漬けをプレゼントさせていただくんですが…)うちのいくらの醤油漬けは社長が特製のタレを、社員は誰も知らない配合のタレがあって、化学調味料を一切使わないで作るんですけど、社長は宮城県に特別愛情をもっていて醤油は登米市の丸大豆醤油を、あとお酒を大量に使うんですけど大崎市の「一ノ蔵」の純米酒を水のようにドバドバ入れて作っています。(でもその配合は?)知らないです笑(ってことはタレを社長自ら調合してあとよろしく、と?)なくなると朝4時くらいに一人工場に来てストックを作ってまた無くなったら社長が作る。一回こんな配分かなと試したんですけど、あの味にはならなかったですね。(となるとファンの方も多いのは?)そうですねこれは僕が物心ついた頃から売っている商品でずーっと人気で、12月のギフトでは一番売れていますね。



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LOVE&HOPE、『東北・秋の東北復興グルメ』!
今朝は、宮城県南三陸町のさんさん商店街、山内鮮魚店から、社長秘伝のタレに漬け込んだ【生いくらの醤油漬け】を3名の方にプレゼント!

今年は大不漁で、去年よりも4割減、価格もそれにともなって2倍近く上がっているといいます。そんな、大変貴重な秋鮭の「いくら醬油漬け」、プレゼンントご希望の方はメッセージフォームから「いくら醤油漬け希望」と書いて、住所・氏名・ご連絡先を忘れずにご応募ください。応募は本日24時まで受付。当選者はブログ内で発表します。

その他、山内鮮魚店では鮭といくらの親子丼「はらこ飯セット」など旬の食材をご用意しています!

LOVE&HOPE、「東北〜秋の復興グルメ」。
あすは、南三陸さんさん商店街から絶品「茹ダコ」をプレゼントします!

2017年10月13日

10月13日 福島フェス2017

けさは今週末、10月14・15日に東京・六本木ヒルズで行われる
「福島フェス2017」の話題です。
福島の食や物産、そして伝統文化が集結します。
去年は高橋万里恵さんも参加して、お仕事もそっちのけで飲んだり食べたり!

今日は、「福島フェス」 実行委員長の佐藤亮太さんにお電話でお話を伺います。

福島フェス2017 詳しくはコチラから!
福島フェス2017 公式Facebook

2017年10月11日

10月11日 復興への願いを込めた日本酒2

引き続き、東北と熊本。被災地をつなぐ、「日本酒」について、お伝えします。

福島県会津坂下町の老舗酒蔵、曙酒造は今年7月に東北3県と熊本、4つの県の復興を願う、新しい日本酒を完成させました。
名前は、絆を結ぶと書いて「絆結(きゆ)」。岩手・宮城・福島・熊本。それぞれの土地のお米で仕込んだ日本酒ということで・・・どんなお酒に仕上がったのでしょうか。「曙酒造」の鈴木孝教さんに伺いました。

◆各地の米と想いが集結
日本酒を作るには、麹米と掛米があるんですけども、麹米には地元・会津坂下町の五百万石を使用しました。日本酒の味を大きく左右する掛米は、各県共通で食米のひとめぼれを集めてお酒を作ることになりました。なかなか食米を使って日本酒にするというのはかなり少ない経験だと思うんですけれども、どうしても産地別に扱うと調整というか、微妙なところが難しくて、4県の味わいとなってくると、最初の玄米を精米するときにブレンドしてしまうというのが、1つアイデアとしてあって、それだったら皆さんの思いを集結した、結んだお酒ができるんじゃないかなというところですかね。麹米も50%精米、ひとめぼれも50%精米。純米大吟の五百万石ですけれども、すごく味はおいしいです。うちの息子が杜氏をやって仕上げたんですけれども、ほんのり甘くて深みもある、香りもあってすっきりしたお酒だと思います。食中酒とか、大吟醸だったら香りを楽しんでワイングラスで飲むというのがあるんですが、両方いけるタイプのお酒になったかと思います。周りの皆さんからすごくお褒めの言葉をいただいています。数が本当に少なくて、総数は5,000本です。かなり人気があって、イベントですとか予約の分で大体4,000本くらいは販売してしまった。何店かの酒販店にお願いしているので、そちらの酒販店であれば買えるかなという感じですね。酒販売店を検索したり電話してみれば手に入るかと思います。



ということで、欲しい方はちょっと頑張って、いろいろ調べてみて頂きたいと思います。そうなると気になるのが、また来年も「絆結」を仕込むのか・・・です。どうなんでしょうか?

◆これからも繋げていきたい
今度の11月に、うちの蔵座敷で、皆さんと今年の反省会をやることになっているんです。城南信用金庫さんでも、繋げなくちゃいけないと、「来年以降もぜひやって作っていただいて、イベントも参加していただきたい」というお話をいただきました。すごくありがたいことですね。もしかすると可能かな、みたいな感じですかね。


明日も、この続きです。

2017年10月10日

10月10日 復興への願いを込めた日本酒1

東北と熊本。被災地をつなぐ、「日本酒」について、お伝えします。

いま東北では復興の象徴としての日本酒の製造が、注目を集めています。そんな中から今回、お話を伺ったのは、福島県会津坂下町の酒蔵、「曙酒造」の鈴木孝教さん。
この土地で明治から続く老舗蔵元・曙酒造は今年8月、東北と熊本という2つの大きな地震の被災地をつなぐ日本酒を製造しました。名前は「絆結(きゆ)」、絆を結ぶと書きます。

◆小さな支援の継続が繋がって
漢字を見ていただければ分かるんですが、「絆を結ぶ」。東日本大震災で被害の大きかった岩手県・宮城県・福島県、そして熊本県。その被災四県のお米を使ったお酒を作ったらどうだろうというのが発端です。今年の8月に、東京国際フォーラムで城南信用金庫が中心となって、全国の信金さんに声をかけて「よい仕事おこしフェア」が行われたんです。その目玉としてお声がけをいただいて、うちがどういったお酒を作れば良いかということを皆さんと相談して進めました。曙酒造としては皆さんに選んでいただいた過程は、東日本大震災の時にうちも蔵の壁が剥がれて、冷蔵庫に入っている瓶が千何百本割れてかなり揺れがひどくて被害があったんですけれども、その中でケースには名前が書いてあったんですが中身の瓶に名前を書いてないお酒があって、このお酒は何だとわかんなくなった状態のお酒がたくさんあった。それを最初は一本一本利き酒して元の場所に戻そうなんてうちの会社の強者もいたんですけれども、ちょっとそれは無理だろうという話になってじゃぁそれは大吟醸から純米までブレンドをして、復興支援的なことができないかと。うちもかなり被害があったんですけれども、沿岸部の皆さんのことを考えると、まだ屋根が残ってるだけいい。そんなところからスタートして、『ハート天明』というお酒を作ったんです。

東日本大震災で両親を亡くした子どもさん達を支援するあしなが育英会に、一升瓶5000本・1本600円ずつ寄付したり、福島県の一番北のほうに新地町というのがあるんですが、20何年前から、これもたまたま「ひとめぼれ」だったんですが、「いっぱいしみず」というおいしい水があって、その水を持ってきて特産品づくりとして、鹿狼山(かろうざん)というお酒を作ったんです。恩返しができるのは今じゃないかということで、雀の涙ほどだったんですけれども一升瓶から100円(を寄付)とか。そういうのを3年間やってきて、いろんな形の評価をいただいて。曙さんだったら相談してみる価値があると相談をいただきました。


東北三県、そして熊本。それぞれのお米をブレンドして作った日本酒。
実は、こういう産地の違うお米を ブレンドしてお酒を造るのは大変難しいらしい!吸水率が違うなど苦労することも多いといいます。それでも試行錯誤されて作った結果・・・かなり評価の高い味を創り出したということです。

明日も、この続きをお伝えします。以上「LOVE & HOPE」でした。

2017年10月9日

10月9日 三陸けせん希望ストリート2017


今朝は、一昨日〜今日までの3日間、都内の「有楽町駅前広場」で行われている「いわて・三陸けせん 希望ストリート2017」の模様をお伝えします。岩手県の三陸・気仙地方の食材を、生産者自らが販売する即売会、連日盛り上がっています!

主催する大船渡商工会議所 会頭、齋藤俊明さんに伺いました。

◆商店の再開はまだ33%
震災前は170店舗ぐらいありました。新しく57店舗が本設のお店を開設しました。震災前の33%。
震災前の業績に戻らないところも結構ございまして、これは震災の復旧復興の間に得意先やお客様を失ってしまった。そういった中で流動・交流人口を増やしながら、またこのように首都圏で大船渡市、陸前高田市、住田町の商品を紹介し、知って頂いて今後ともお買い上げいただくように懸命にがんばっていかなきゃなと思っています。


齋藤さんは岩手の銘菓でおなじみ「かもめの玉子」のさいとう製菓 会長でもいらっしゃいます。さいとう製菓も津波で本社や工場、5店舗が流失。それでも震災後1か月で「かもめの玉子」の製造を再開。その年に被災した店舗、全てを再開させたのは同じく被災した地元の方を勇気づけたのではないでしょうか。

そんなこの地方の特産品を首都圏で紹介し、販路を広げたいと始まったのがこの「三陸けせん希望ストリート」。毎年開催して今年で6回目を迎えます。
今日が最終日です!その魅力を伺いました。


◆早いもの勝ちの商品、東京限定商品など!
恋し浜という、男と女の関係の「恋し浜」のホタテが非常に肉厚で大きくて、焼いたやつが食べられます。本当は刺身が一番美味しいね。海のものはやっぱり生が一番!とくに真水で洗わないで海水で洗ったやつが本当に美味しいな。幸せを感じます!(それを食べるには行かないと?)そうだね現地に行っていただいて。アワビもこの世にこんな美味しいものあったのかと。アワビのステーキはバターで焼いたやつ。生は非常に硬いですので、このようにステーキにすると食べやすくてアワビの本当の味が出るかなと。早いもの勝ち。あとはうち(さいとう製菓)の商品ですけど、大船渡では売ってないブドウ味のかもめの玉子。東京の人たちにブドウ味を楽しんでもらいたい。東京限定です。それだけ気を使っています。あとはお酒で「雪っこ」という昔で言うどぶろくですね。絞らないやつ。3日前に蔵出しした人気商品です。


◆来場者の声「うんめ〜〜〜」
焼きホタテと日本酒買って、そのまま飲んじゃってます(笑)。アワビも美味しかった。肝が最高でしたね。(どちらから?)東京です。毎年ボランティアに行ってるんです東北に。なのでこういうイベントがある時は絶対に行ってお金を落とさなきゃって。それでまたボランティアに行こうという活力をいただいていますね。最高でございますよ!

【三陸けせん希望ストリート2017】
今日はこの後10時〜夕方5時まで。会場内では、震災の「語り部」の方が復興の現状と課題を皆さんにお伝えします。

詳しくはコチラから。

2017年10月6日

10月6日 岩手県大船渡市「Three Peaks Winery」(3)

今朝は引き続き、岩手県大船渡市に「スリーピークスワイナリー」を立ち上げた及川武宏さんのお話しです。

東北沿岸部に、ワインツーリズムの文化を根づかせたいと、及川さんは震災後、東京での仕事を辞め買ったばかりの家も引き払って、ふるさとの大船渡に帰郷。大船渡でブドウを、陸前高田でリンゴを育てながら委託生産のような形で、これまでワインやシードルづくりをしてきました。シードルは陸前高田の畑を借りて、ワインはこれまで奥さんの実家がある甲州のブドウを使っていましたが、収穫するまで3年はかかるというブドウも今年がその3年目でようやく大船渡産ブドウの本格的な収穫もスタート。そして今年春に完成した大船渡市の新しい中心市街地、「キャッセン大船渡」の中に工場を建設中。いよいよ及川さんの描いた夢、始動の時を迎えます。大船渡産のブドウを使ったワインの完成も楽しみなんですけど、陸前高田の「米崎リンゴ」を使ったシードルもじつはかなりおススメなんだそうです。

◆食事と一緒に楽しめるシードル
シードルは隣の陸前高田市がリンゴの産地であり、県内でもいちばん古い130年くらいの歴史があるリンゴの地域なんですけど、そういったところのリンゴの新しい出口を作るというか新しい商品を作る部分でシードルをいままで作ってきたんですけど、日本で飲まれてるシードルって比較的甘いものが多いかなという感じがして、どうしても食事と共にっていうようなイメージではないような気がしてましたし、ぼく自身、辛口がすごく好きなので、シードルも思い切って辛口に寄せてみまして、そうすると、ワインで言ったらスパークリングワインみたいな感じで、食事と共に飲んで頂けるような味に、いま徐々に出来てきてるかなと。なので工場が出来て自分で醸造する時も辛口のきりっとしたシードルを作っていきたいなと思ってますね。


いつか東北沿岸部に、ワインツーリズムの文化を根づかせたい・・・という及川さんの夢、これからへの思い、あらためて伺いました。

◆ワインアカデミーへの夢
県内でもワインアカデミーというワインを作りたい、ワインを勉強したい方々の小さなスクールみたいなのが出来たり、岩手県はかなりワインが盛り上がっていく地域でもありますし、沿岸部で言いますと北の方では野田村であったり釜石ですとか、私の大船渡や陸前高田ですとか、ワイナリーとかワインをやりたい方がかなり増えてきていますので、そういった横のつながりをこれからも密にしていって、観光客の皆さんだったり、再来年には釜石のラグビーW杯もありますので、そういったところを一つの目標として、観光客を誘致できるような、そしてそれだけではなく、もともと僕が描いていたスペインのリアス海岸との連携ですとか、そういったところまで具体的に進めていければいいなと思ってます。


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今朝はスリーピークスワイナリーの海の幸にも合うドライなシードルを3名さまにプレゼントします。ご希望の方は、『LOVE & HOPE』ブログのメッセージフォームから「スリーピークスワイナリーのシードル希望」と書き添えてご応募ください♪

いま「キャッセン大船渡」の中に、工場を建設中の「スリーピークスワイナリー」。初めて商品化される大船渡産ブドウのワインは、もう少し時間がかかりますが、今日ご紹介したシードルをはじめ、「スリーピークスワイナリー」の商品、オフィシャルホームページで購入することも出来ます。

2017年10月5日

10月5日 岩手県大船渡市「Three Peaks Winery」(2)

今朝は昨日に続いて、岩手県大船渡市に「スリーピークスワイナリー」を立ち上げた及川武宏さんのインタビューです。

及川さんは、大学を卒業した後ワーキングホリデーで訪れたニュージーランドで、ワインツーリズムの素晴らしさに触れ、“いつかはふるさとの大船渡でワインを作りたい”と思うようになります。

以前より岩手県や宮城県の沿岸部にワイナリーは幾つかあって、この地域をワイナリー地帯として観光地化していきたいという想いはあったものの、東京で働いて結婚され、埼玉県に新築の家も購入、ワインづくりとは縁のない生活を送っていましたが2011年の東日本大震災を機に、思いは一気に具体化していきます。2013年に「スリーピークスワイナリー」を立ち上げ、購入したばかりの家も手放して帰郷。大船渡と陸前高田でブドウとリンゴを育て、県内のワイナリーで学びながらまさにゼロからワインづくりを始めました。収穫するまで3年はかかるというブドウも今年がその3年目。今年、開業した大船渡市の新しい中心市街地「キャッセン大船渡」の中に「スリーピークスワイナリー」の工場も完成する予定です。

◆戻って4年でついに工場が
キャッセンは大船渡の津波で流されたもともとの中心市街地だったところを再開発して出来たところなんですけど、5街区くらい完成しているんですが、残りの半分くらいのところは今ちょうど、「かもめの玉子」のさいとう製菓とか防災センターとかいろいろ決まってきている中で、2街区・・・7街区と8街区が決まってなかったんですね。そのうちの8街区、いちばん海側で公園が近いところを、大船渡から新しい産業を生み出せるような地区にしていきたいという思いで、そこを借りて建てることにしました。戻ってきて4年で、工場というところまでようやく来たんですけれども、まだまだ。けっきょく工場が無かったので、自分で一からワインを作ったっていうのもないので、ようやくスタートラインに立てたかなっていうところが正直な気持ちで、ようやく次のチャレンジを出来る場所、ステージに来たかなというふうには思います。


これまでシードルはお隣り陸前高田で100年以上つづく名産品の「米崎リンゴ」を畑を借りて育て、ブドウは奥さんの実家がある甲州のブドウを使って委託生産のような形で“醸造を学びながら”ワインを作っていたんです。年末か年明けには工場が完成し、ようやく「スリーピークスワイナリー」オリジナルのワインとシードルが出来上がるわけですが、あらためて、いま描いている「スリーピークスワイナリー」のラインナップについて聞いてみました。


◆三陸の海の幸に合うワインを!
まずメインはいまのところ原料がたくさんあるシードルがメインとなりまして、それに付随したりんごのジュース、そしてワインは今ここで育てているシャルドネソービニヨンブラウンがありますので、これを単一で出すのか、混ぜて出すか、出来てからにしようかなと思ってるんですけど、そういった白ワイン品種でいままで勝沼の妻の親せきからブドウを買ってきて作っていた甲州だったりマスカットベリーAがあるんですけど、それも継続して作っていければなとは思っています。大船渡といえば魚介類、そういった新鮮な魚だったり、貝類だったり、カキやホタテといった本当に美味しいものがあるので、そういった料理と一緒に味わってもらえるようなワイン、かならずこの三陸の海の幸の隣にはウチのワインがあるという感じの、すっきりした飲みやすいワインを作っていければいいなと思ってます。


畑に牡蠣の殻を撒くなど、これまで品質を磨いてきた「スリーピークスワイナリー」のワインとシードルですが、とくに陸前高田の「米崎リンゴ」を使ったシードルは三陸の海産物にも合うような、ドライですっきりした味わい、そして香りが特徴ということ。

明日はなんと・・・そのシードルのプレゼントも有ります💛
お楽しみに!

2017年10月4日

10月4日 岩手県大船渡市「Three Peaks Winery」(1)

今朝は岩手県大船渡市に「Three Peaks Winery」をたちあげた及川武宏さんのお話しです。

東日本大震災の前、ふるさとの大船渡を離れ、東京で仕事をしていた及川さんは震災後、大船渡や東北沿岸部に“ワインツーリズムを根づかせよう”と思い立ち、
2013年に「スリーピークスワイナリー」を立ち上げ帰郷。ブドウ畑を作るところから始めますが、ブドウはしっかり実をつけるまでは何年もかかります。そこでお隣の陸前高田市で育てた「米崎リンゴ」を使ったシードルや、奥さんの実家がある甲州のブドウを使ったワインを委託製造のような形で作って販売していました。そして今年いよいよ工場の建設もはじまり、まもなく念願の“純・大船渡産ワイン”が誕生します。

ワインづくりに関する知識も経験もないまま、帰郷してワイナリーを立ち上げた及川さんにお話しを伺いました。

◆ゆくゆくは子供の異文化交流と合わせたワインづくりをしていきたい
私ここ大船渡の出身でして、もともとこの地域をなんとかしたいっていう思いでワイナリーを作りたいっていう思いは、もう10年以上前から思ってたんですけど、震災で大きな被害が出たことによって、なにか新しい流れを持ち込みたいなっていうことで、2013年に立ち上げて、2014年に戻ってきて、ようやく今年、工場を建設できるようになったという感じです。もともとこの地域が衰退していくのを小さい頃から見ていて、誰かが何とかしないといけないっていう思いはありながらも、どういうことをやったらいいのか僕も分からなくて、たまたま12年くらい前に訪れたニュージーランドで、ワイナリーが観光の目玉になって世界中からいろんな人たちを集めて、新しい産業として発展していってるのを見た経験があって。日本では当時ワインブームというのはまだなかったので、いずれ外国人観光客が増えることによってワインとか食文化が見直されてくるんだろうなという思いがあって、それでワインを作りたいなというのが気持ちが出てきました。岩手県内には東北の中では比較的多いと思うんですけど幾つかワイナリーがありましたので、出来ない土壌ではないというのはなんとなく分かっていて、ワインを作るだけでなく、そういった観光や、ゆくゆくは子供の異文化交流と合わせた教育にも繋がっていけるかなと思って、3年半前に戻って、それから県内のワイナリーさんで醸造だったり栽培を教えて貰ってました。大船渡ではワインづくりはもちろんですが、ブドウの栽培も行なってるのはたぶん僕一人だと思います。じつは3〜40年前に大船渡でも、食用のブドウを栽培した経験があったらしいんですけど、失敗したと言われておりまして、なので農業関係者の話を聞いても、まあ難しいだろうと、うまくいくことはほとんどないんじゃないかという話もじつはいただいたんですけど、まあワイン用ブドウということもありますし、それなりの技術も進んでますし、一度やってみようかなっていう思いで、こういった農園を作ったんですけど、やっぱり、ここの土地だけではなく幾つかの土地に植えましたが、場所によっては山背の影響ですとか、そういった気候の影響で育ちが悪かったところですとか、撤退を余儀なくされた場所もやっぱりありまして、そういった部分で難しさっていうのはありますけれども、まあ農作物は一筋縄ではいかないというのもあるので、そこを何とか耐えながらようやくここまで来たかなという感じです。


「スリーピークスワイナリー」立ち上げから4年。現在の主力商品は、三陸の海産物にも合うドライなシードル。リンゴジュースやリンゴそのものも販売しています。それと奥さんの実家がある甲州のブドウを使って、別の醸造所に委託して作っている紅・白のワイン。まもなくこのラインナップに、純・大船渡産のオリジナルワインが加わります。
「スリーピークスワイナリー」詳しくはコチラへ。

2017年10月3日

10月3日 芥川賞作家 沼田真佑さん

今朝も、芥川賞作家・沼田真佑さんのインタビューです。


デビュー作の「影裏(えいり)」で、今年7月に芥川賞を受賞。この作品は
舞台が岩手県盛岡市であり、東日本大震災の前後を描いた作品としても話題となりました。

またこの作品は、冒頭から岩手県盛岡の、自然の描写が高い評価を受けました。現在、盛岡在住の沼田さんに、その描写の元になった東北の自然について伺いました。

◆岩手の自然と災害
自然の何が好きかというと、人間関係と違って、たとえば山とかを歩いていると突然鳥が飛んできたり、突然蛇に噛まれそうになったりとか、そういう悪いことだけじゃなくて、いきなりきれいに日が差してきて周りが別世界になったりとか、全部向こうが勝手にやってくれるんです。そういう好みが小説の自然描写の中に出たんだと思うんですね。岩手県内で僕が好きな場所は、八幡平というのがあるんですね。結構、月一くらいで行くんじゃないですか。車で自宅から運転して50分くらいで着きますし、結構行きます。秋はきのこ狩りですね。あとは海の方。海の方でも好きなところがあって、被災した場所でもあるんですが、大船渡とかも好きですね。好きな民宿がありまして、2度ほどお世話になりました。2010年以前に行ったんですが、それ以降は行けなくて。震災後は足を運んでいなくて。どうも僕の中で、行きたい思いがすごくあるんです。それはちょっと変な意味で、ジャーナリスティックな意味で、震災直後にも行きたかったんです。ですから、あれから6年ずっと行きたいんです。行きかけたことも何度もあるんですよ。車で。でも途中で引き返したりして。なぜ行ってないのかと言うと、僕って本当に興味本位な芽が出ちゃうと思うんですね。あちこち見ちゃう、聞いちゃう。宿にも泊まっちゃって。自分のあるんですよね。それは結構自粛しますね、いまだに。今に至るまでその震災のことを意識してしまいますね。


作家、小説家という仕事柄もあって、「興味本位になってしまう」。だから大船渡に行けないと語る沼田さん。「盛岡という、東京とも東北沿岸部とも違う距離感で、震災を書きたかった」と、作品について考えているそうですが、一方で、「三陸の方々が読むと嫌な思いをするのではないか。それが心配です」「ファッショナブルな記号として扱われてしまった、と思われそうで怖いです」とも受賞後のインタビューで語っています。
   
読んだ人の感想として「決してそんな風には想わない。被災地をないがしろにしている感じはない」という声もありますが、一方、芥川賞選考会では「この作品にはは、震災のことなど どこにも書かれていない」と批判する声もあったそうです。これをどう捉えるか。やっぱり興味ある方は読んでみるのがよいかも。

2017年10月2日

10月2日 芥川賞作家 沼田真佑さん

芥川賞作家・沼田真佑さんのインタビューを数回に分けてお届けします。
デビュー作の「影裏」で、今年7月に芥川賞を受賞。この作品は舞台が岩手県盛岡市であり、東日本大震災の前後を描いた作品としても話題となりました。
実際、沼田さんご自身も、震災が無ければこの作品は無かったと話しています。まずは、その経緯から伺いました。


◆「書かないで済ませていいのか」
東日本大震災の前後は、博多で塾の講師をしていまして、当日はそこの同僚に「大変なことがあったらしいよ」と教えてもらって、両親が盛岡に住んでいたもので、電話をしたんですね。そしたらあまり盛岡自体は被害がないと言うことで安心しましたけれども。その後やっぱりまだ1年ぐらい福岡に僕は住み続けていたんですが、2012年の4月、震災からおよそ1年だって盛岡に移りました。それまでも自分はトレーニングとして、いろんな小説を書いていたんですね。結構無茶苦茶なウェスタンものとか(笑) SFとか書いて遊んでいたんです。自分の中の審判みたいなものが「お前それでいいのか」と。被災した盛岡に身を置いて、プロでもないのだが表現者として向きあおうと思ったんでしょうね。あれを書かないで済ませていいのかというのもありまして。今回こういう影裏という小説がかけたのは、その時代に生きていたから書けたのかなと言うのはあると思います。



あくまで、ご自身が「震災と向き合う」ために書いたという小説「影裏」。会社員の主人公と、「日浅(ひあさ)」という友人の日常から始まり、
震災をきっかけに友人「日浅」の“過去”が明らかになる、というストーリーなのですが、、、震災で沼田さんは、意識的に、伝えようとしたことがあると言います。

◆災害で露呈した人間性を、受け入れられるか
作品の中で、災害を本当に人間性が露呈する、今まで装っていた仮の自分が本当の自分になると言う事は確かに意識して書いたんです。結果その人間の悪い面が、震災を通じて現れたとしても、その悪い人間を受け入れるか受け入れないかという課題として残るわけです。その結果人は受け入れるんですね。それもまた進歩だと思っているんですね。寛容、不寛容とよく言いますが、そもそも人間は不寛容な生き物だと思うんですね。隣に人が座っただけでいらっときたエレベーターで人に乗り合わせただけでくそっと思ったり、かなりあるとかなりあると思うんです、それが結構今どんどん高じてきて、そういった不寛容が試されていると思うんです。ああいう自然災害に関しては。それで、僕の考えですけれども、ああいう自然災害のあとは必ず結束なり、人間は成長するんじゃないかと思っています。


沼田さんはこの物語の設定は「あくまでフィクション」としていますが、読んだスタッフの感想として
「おそらくこういうことも、実際に起きたのだろうなと思わせる内容。また、盛岡という微妙な距離にいたからこそのリアルさがあった」とのこと。

ニュースやドキュメンタリーではなく「純文学」の中の東日本震災。興味ある人は一度、読んでみて、何を感じるかご自身で確認してみては。
明日も沼田さんのインタビューです。

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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2017 東日本大震災から5年 LOVE&HOPE 2016年3月11日(金) 特別企画放送

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