2015年1月5日
1月5日 ギフトショップ「TOHOK」が伝える東北の手仕事
お正月、里帰りした方の中には、故郷の「工芸品」に触れた方もいるんじゃないでしょうか。今朝は、震災後に芽生えた、東北の工芸品・モノ作りを見直す動きをクローズアップします。
ギフトショップサイト「TOHOK」です。このサイトは、東北各地の丁寧な手仕事、工芸品を、背景のストーリーとともに紹介。アイテムはネットを通じて購入することが出来ます。
サイトを立ち上げたのは、友廣裕一さん(30歳)。友廣さんは、震災前から東北に縁があったと言います。
◆東北でお世話になった人たちのために
大学を卒業したあと、地域に関わる仕事がしたくて農山漁村を回る旅をしていた。どんな人たちがどんな思いで、どんな風に仕事をしているのか、暮らしているのかを知りたいと、各地で手伝いをしながら泊めてもらい、北海道から沖縄まで70近い地域を回って来た。その時に、東北でお世話になった人との出会いがあった。旅で出会った醤油屋さんや農家の方がたくさんいて、震災後すぐに力になりたいと思ったが素手で行ってもなにもできない。そんな中、震災直後の3月17日に避難所の状況を把握するプロジェクトが立ち上がり、現地に入ったのがきっかけでした。
こうして友廣さんは震災後、宮城県石巻市でボランティア活動を始めたのですが、そこで出会ったのが、東北という土地が生んだ、 「手仕事」の文化でした。
◆震災後に芽生えた「モノ作り」
石巻に入って避難所を回ったところ、浜のお母さんたちが、船が流され漁業復旧のめどが立たないのを知った。何かやってみたいという話が出ていたので、最初は、ミサンガ作りが趣味だという地元のお母さんがいたので、漁網を使ったミサンガを作って販売。その売り上げを貯金して、お母さんたちは翌年2012年7月に、震災前から夢だった浜の海産物を使ったお弁当屋さんを立ち上げた。牡鹿半島の別の浜では地元資源でのモノ作りを考えていた。牡鹿半島はその名の通りシカがたくさんいる。そのシカの角を譲ってもらい、輪切りにして漁網の糸を巻いてアクセサリブランドを立ち上げて販売して来た。そういうプロジェクトをやってきた。そういうことをやっていると、震災後に新しくモノ作りを始めたという人がたくさんいることに気がついた。阪神淡路大震災の時はそういうことはほとんど無かったが、東日本大震災のあとは商品数では200以上、沿岸部で生まれて来た。これは何か面白いというか、日常じゃ起こらないことが起きている。これを応援できないかと思っていたところ、スイスの時計メーカー・ジェラールペルゴが日本のモノ作りを支援やりたい、と話を持ちかけてきた。そこで、東北に新しく生まれた手仕事の背景を紹介する、「東北マニュファクチュールストーリー」というウェブサイトを立ち上げた。しかし販売にはなかなか行けなかったので、ならば僕らが販路を持ち、買い取ることが出来れば、東北のモノ作りの次の展開ができるのではないかと考えた。また、東北には伝統工芸品が震災と関係なく、丁寧なモノ作りの文化が根付いていた。しかし今のライフスタイルには合わないため、良いものを作っていても居場所がない。それを一緒に磨いて行くことができたら、東北のモノ作りの次の展開を一緒にできるんじゃないかと考え「TOHOK」というブランドを立ち上げることになった。
ギフトショップ「TOHOK」では現在、牡鹿半島のお母さんたちの手仕事による「鹿の角のアクセサリ」、岩手県の「南部鉄器の鉄瓶」、福島県「会津木綿のグッズ」など、12種類のアイテムを扱っています。
★ギフトショップ「TOHOK」
★東北マニュファクチュールストーリー
また、ギフトショップTOHOKは現在、各地のイベント・催事場での販売も積極的に展開しています。1月6日(火)から12(月・成人の日)までは、東京新宿の「ルミネ新宿店」にて、期間限定のショップを出店するということです。
★ルミネ新宿店イベント
ギフトショップサイト「TOHOK」です。このサイトは、東北各地の丁寧な手仕事、工芸品を、背景のストーリーとともに紹介。アイテムはネットを通じて購入することが出来ます。
サイトを立ち上げたのは、友廣裕一さん(30歳)。友廣さんは、震災前から東北に縁があったと言います。
◆東北でお世話になった人たちのために
大学を卒業したあと、地域に関わる仕事がしたくて農山漁村を回る旅をしていた。どんな人たちがどんな思いで、どんな風に仕事をしているのか、暮らしているのかを知りたいと、各地で手伝いをしながら泊めてもらい、北海道から沖縄まで70近い地域を回って来た。その時に、東北でお世話になった人との出会いがあった。旅で出会った醤油屋さんや農家の方がたくさんいて、震災後すぐに力になりたいと思ったが素手で行ってもなにもできない。そんな中、震災直後の3月17日に避難所の状況を把握するプロジェクトが立ち上がり、現地に入ったのがきっかけでした。
こうして友廣さんは震災後、宮城県石巻市でボランティア活動を始めたのですが、そこで出会ったのが、東北という土地が生んだ、 「手仕事」の文化でした。
◆震災後に芽生えた「モノ作り」
石巻に入って避難所を回ったところ、浜のお母さんたちが、船が流され漁業復旧のめどが立たないのを知った。何かやってみたいという話が出ていたので、最初は、ミサンガ作りが趣味だという地元のお母さんがいたので、漁網を使ったミサンガを作って販売。その売り上げを貯金して、お母さんたちは翌年2012年7月に、震災前から夢だった浜の海産物を使ったお弁当屋さんを立ち上げた。牡鹿半島の別の浜では地元資源でのモノ作りを考えていた。牡鹿半島はその名の通りシカがたくさんいる。そのシカの角を譲ってもらい、輪切りにして漁網の糸を巻いてアクセサリブランドを立ち上げて販売して来た。そういうプロジェクトをやってきた。そういうことをやっていると、震災後に新しくモノ作りを始めたという人がたくさんいることに気がついた。阪神淡路大震災の時はそういうことはほとんど無かったが、東日本大震災のあとは商品数では200以上、沿岸部で生まれて来た。これは何か面白いというか、日常じゃ起こらないことが起きている。これを応援できないかと思っていたところ、スイスの時計メーカー・ジェラールペルゴが日本のモノ作りを支援やりたい、と話を持ちかけてきた。そこで、東北に新しく生まれた手仕事の背景を紹介する、「東北マニュファクチュールストーリー」というウェブサイトを立ち上げた。しかし販売にはなかなか行けなかったので、ならば僕らが販路を持ち、買い取ることが出来れば、東北のモノ作りの次の展開ができるのではないかと考えた。また、東北には伝統工芸品が震災と関係なく、丁寧なモノ作りの文化が根付いていた。しかし今のライフスタイルには合わないため、良いものを作っていても居場所がない。それを一緒に磨いて行くことができたら、東北のモノ作りの次の展開を一緒にできるんじゃないかと考え「TOHOK」というブランドを立ち上げることになった。
ギフトショップ「TOHOK」では現在、牡鹿半島のお母さんたちの手仕事による「鹿の角のアクセサリ」、岩手県の「南部鉄器の鉄瓶」、福島県「会津木綿のグッズ」など、12種類のアイテムを扱っています。
★ギフトショップ「TOHOK」
★東北マニュファクチュールストーリー
また、ギフトショップTOHOKは現在、各地のイベント・催事場での販売も積極的に展開しています。1月6日(火)から12(月・成人の日)までは、東京新宿の「ルミネ新宿店」にて、期間限定のショップを出店するということです。
★ルミネ新宿店イベント