2014年9月25日

9月25日 ツール・ド・東北2014 ?

引き続き『ツール・ド・東北2014』のレポートです。応援大使・中西哲生は宮城県石巻専修大学から、女川までのコースを自転車で走ったあとクルマでぐーんと北上。気仙沼まで “先回り”しました。

今回のツール・ド・東北は、去年は無かった220キロという長距離のコースもあり、その折り返し地点が「気仙沼」なんです。



そして、中西とともに応援大使を務めるパラリンピアン・佐藤真海選手と2人で、地元の方をお手伝い。さんまかば焼き丼を参加者に手渡しさせて頂きました。もちろん中西も仕事の合間に・・・!


ちなみに佐藤真海選手は子どもの頃からこれを食べていたそうです♪

このエイドステーション、場所は気仙沼・大谷海岸の「道の駅」の敷地内です。つまりすぐ後ろが海岸。海岸を挟んでJR気仙沼線の駅ホームがあります。ただ、この鉄道のホームはすでに使われていません。
草の生えた線路と、ひび割れたホームが、津波の傷跡を生々しく伝えています。



JR気仙沼線は現在、一部区間は専用の道路を使ったバス路線「BRT」で運行。今後、鉄道の路線の復旧をどうするかは、防潮堤との兼ね合いもあり、検討課題となっています。

エイドステーションでのおもてなしに協力した、大谷海岸の“道の駅”の駅長、大原忠治さんは、ツール・ド・東北についてこう話します。

◆道の駅でも笑顔のおもてなし
大谷海岸駅という日本一海岸に近い駅。徒歩1分で海岸へ行ける環境。(ツール・ド・東北は)はじめてでビックリしましたし、自転車人口の多さとパワーに驚きましたね。我々も、どうおもてなししてよいかという戸惑いがあり、気仙沼は今がサンマの旬。その弁当を提供しているが・・・それだけでえがったのかなという部分もある。ボランティアが震災後いろいろ手伝いをしてくれて汚い仕事もしてくれた。そういう方々と接すると悲しんでばかりではいられないですよ。「空元気」も必要な要素。物理的な助けだけでなく来てくれたことへのうれしさ。ありがたいという感謝の気持ち。暗い顔をしていられないでしょ。明るい顔していればみんななんとなく元気になるのかなというそういう想いですね。


素敵な笑顔でそう話す大原さん。これからの時期の道の駅のおすすめも教えて下さいました。



◆気仙沼の秋の味覚!
特徴としては海産物、漁師が生産者ですので目の前の海で漁師がとった魚とか。そして今年は震災から3年半で、震災後に漁師がもう一度養殖でホタテやホヤを作り始めて今年ようやく出荷しております。いまがちょうど秋なので鮭が名物になってくるのかな。遡上前に白鮭は回遊するもんですから、海で捕獲したやつをここで1匹そのまま漁師が持ってきます。オスメスの表示が書いてありますのでメスを買った方は自分でイクラを作ることになります。10月が最盛期ですね。



2014年9月24日

9月24日 ツール・ド・東北2014 ?

9月14日に開催された『ツール・ド・東北2014』のレポートです。スタート地点は、宮城県石巻市・石巻専修大学!ここがまた広くて気持ちのいい
場所なんです!というわけで、中西哲生も応援大使としてロードレーサーにまたがり、声援を受けながらペダルをこぎだしました!!



「懐かしい!」
1年ぶりに走る同じコースに思わずそんな言葉が出た中西。仮設住宅の住民の方から、「がんばって!」「いってらっしゃい!」の声援に、思わず笑顔に。


去年は開催が11月。今年はまだ稲刈り前ということで、コースの左右には黄金色に輝く稲穂が揺れています。そんな中、厳しい坂道をのぼり下り、また上って下って・・・万石浦を経て女川まで向かいます。

そして今年もやってきたのが、最初のエイドステーション!ツール・ド・東北は、各通過点に全部で9つのエイドステーションが設置され、地元のボランティアの方が、ご当地の美味しいグルメを振るまってくれるのですが、去年同様、最初のエイドステーションでは、女川のおかあさんたちが、「女川汁(サンマつみれ汁)で、参加者たちをおもてなし!去年は冷凍のつみれでしたが今年はなんと「生つみれ」ということで食感もフワッフワ!最高に美味でした。



この女川汁を振る舞う女川のお母さんは「女川も少しずつ復興してきていて、来年4月には新しい駅舎もできる。商店街もできれば賑わいも戻ると思う。でもまだ仮設住宅で生活している人も多い。住宅の整備もスピードアップしてほしい」と、今の状況も教えてくれました。

明日も、ツール・ド・東北のレポート、お届けします!
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パーソナリティ 鈴村健一

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