2014年7月17日

7月17日 伊豆大島の今3

引き続き、去年の土砂災害から9か月が経過した、東京・伊豆大島への、支援活動についてお伝えします。

夏の観光シーズンを前に、伊豆大島への支援も、島をより魅力的にすること、そして観光客に向けたPRへとシフトしています。宮城県・牡鹿半島や、伊豆大島で支援活動を続ける、pikari支援プロジェクトの遠藤太一さんがいま取り組んでいるのは、牡鹿と伊豆大島を、様々な形で“つなぐ”プロジェクトです。

◆希望のひまわり
今、僕が取り組んでいるものとしては『希望のひまわり』。みんなでバトンを繋げて言っている、19年前の阪神淡路大震災から新潟の中越地震の被災地を通って、気仙沼まで来たのが2011年、そしてその後、昨年2013年は牡鹿半島にハイスタンダードの難波からバトンを繋いでもらって牡鹿半島に花が咲いた。そしてこの種を今回、難波とともに伊豆大島にもっていってバトンを繋ぎ育てている。ようやく種をまき終り、ひまわりを植えた場所が ごじんか温泉という温泉のロータリー。婦人会の方達が種をまいてくれている。温泉から出てくると、いろいろな花とともにひまわりが咲くのがイメージできるので、ぜひ伊豆大島で景色を楽しんでもらいたい。伊豆大島では大島桜という桜があり、その苗を大島で作り種の選別や挿し木で増やし、いずれ東北に植樹をするということができればと思っている。


お話に出てきたのは、3ピースバンド・ハイスタンダードの難波章浩さん。実は被災地支援としてこうしたことに取り組んでいます。

一方、遠藤さんは、伊豆大島の仮設住宅に暮らす人たちを、牡鹿半島へ招き、仮設住宅の暮らしや そこで発生する問題を知ってもらうという活動も行っていて、これまでに4回、伊豆大島の方を牡鹿に招待しているということです。

また、夏休みが始まるこの週末には、こんなイベントでも伊豆大島をPRします。

◆伊豆大島の食をPR!
7月19日、20日、21日に千葉県南房総・白浜で「まるぐる」というイベントがある。復興支援ブーストして大島の特産品、いろいろな活動を紹介しながらみなさんに大島のことを知ってもらおうと思っている。伊豆大島の漁協で作っている地魚のさつま揚げ、こちらを持ってくるのと、大島牛乳アイスを紹介できればと思っている。
さつまあげは、サバとカマスの近海ものをすり身にして、明日葉を入れたもの。つみれのような、さつまあげのようなモチっとした感じで美味しい。大島牛乳アイスはイメージとしては昔ながらのさっぱりしたアイス。大島の牧場の牛から絞ったアイス。



お話に合った「まるぐる」というイベントは、東日本大震災の復興支援イベント。岩手、宮城、福島をはじめとした東北のグルメが集まるほか、ライブや、アジのつかみ取りも楽しめます。7月19日(土)から3日間。場所は千葉県 南房総、白浜野島埼(しらはま・のじまさき) 灯台前広場です。

まるぐる

2014年7月16日

7月16日 伊豆大島の今2

きのうに引き続き、東北と同じく復興へ向けた動きが進む、伊豆大島の“いま”をお伝えします。

昨年10月の台風26号の被害から9か月。東京の沖合に浮かぶ島・伊豆大島は、夏の観光シーズンを迎えています。

宮城県・牡鹿半島や、伊豆大島で支援活動を続ける、復興支援団体 pikari支援プロジェクトの遠藤太一さんに、観光地・伊豆大島の現状を伺いました。



◆観光地・伊豆大島
町は、どのタイミングで観光客の受け入れをしていくムードになるか、というのが懸念されていたが、だいぶ人を受け入れる方向にシフト。どうやって観光地に戻っていくかに力を入れているように感じる。
伊豆大島はマラソンやランニングが盛ん。カメリアマラソンやウルトラランニング、トライアスロンなども企画されている。昔ながらの賑わいが戻ってきたらいいなと思っている。


すでに伊豆大島は、一部の海水浴場もオープン。観光客をいかに呼び込むかが大きなテーマとなっています。何度も現地へ足を運び、地元の楽しみ・美味しいものも体験した遠藤さん、伊豆大島のおススメを色々と教えてくれました!

◆大島で味わってもらいたいもの。まずジオパーク。三原山の活火山の大自然を堪能してほしい。海がとてもよいのでダイビング、サーフィン、マリンスポーツ。浜の湯という露天風呂と、おじんか(御神火)温泉という屋内施設の温泉もある。浜の湯は海が目の前に一面に広がり、夕日が美しい。水着着用で男女で入れる。水着で温泉で夕焼け。夜は星が降り注ぐような。食べ物も美味。牛乳、アイス、バター。バターが旨い。海外から取り寄せるバターを超える美味しさ。手に入れるのは大変だが、パンに乗せると美味しい。伊豆大島は夏本番間近。東海汽船は竹島桟橋から伊豆大島まで1時間45分ほど。“近い離島”なので観光客の客足ももっと増えてくれればいいなと思っている。

遠藤さんが教えてくれたのは、大島牛乳を使った「大島バター」。こちらは、地元産の大島牛乳と大島の塩で作った完全手作りの最高級バター。大島に行くと、このバターを使った塩バターラーメンや、バターとえりすぐり食材で作ったクロワッサンなども食べられます。また、大島牛乳は地元の小学校の給食にも採用されているんだそうです!

大島牛乳の情報はこちら



明日は、伊豆大島と牡鹿半島を結ぶ、支援活動のつながりについてお伝えします。
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パーソナリティ 鈴村健一

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