2014年6月16日
6月16日 雄勝学校再生プロジェクト1
今週は、宮城県石巻市の北東部、雄勝町からのレポートです。
牡鹿半島の北にある、もう一つの小さな半島・雄勝半島にあるのが雄勝町。リアス式海岸に沿うように、山あいに点在する集落で構成されています。以前は、およそ4000人が暮らしていましたが、震災後の人口流出で、現在は1000人にまで減少しています。
そんな雄勝町でいま、町を再生する取り組みとして計画が進んでいるのが、『雄勝 学校再生プロジェクト』です。
雄勝町を中心に、地域再生に取り組む団体、Sweet Treat 311理事の油井元太郎さんに伺いました。
◆木造の旧校舎を再生
旧桑浜小学校は、1923年に設立された90年以上の歴史を持つ学校だったが2001年に閉校してしまった。こういった古い木造の学校はもう残っていないので、廃校とはいえ高台で震災の被害はほとんどなく
未だにここに建ち続けている、こんな素敵な学校が残っているなら再生しましょうというアイデアがやっぱり出てくる。そして雄勝の自然環境。我々がこちらの地域に入って活動をしていくうえで、子どもたちと農業体験や漁業体験、一次産業の体験を通じて自然環境の豊かさを感じていた。単なる復興ではなく人口が減っていく町にとって交流人口が続くような、宿泊や自然体験ができる施設に変えていこうということで、雄勝学校再生プロジェクトを2013年4月ごろ立ち上げた。主に子どもたちを対象にした自然の中でサステナブルに生きる、そもそも自分たちの食べ物がどういうところからきているのかとか、生かされている・生きていることがどういうことなのかを感じてもらう体験を、石巻の子どもを対象に実施しているが、今後は地元の子どもたちだけではなく都市部、東京や海外から、震災をきっかけに海外からも人が来るようになっているので、そのつながりを何十年も続けて行けるように、海外の子どもたちにも集まって頂けるような場にしていきたいと思っている。そのためには宿泊もできて食事もできることが必要。宿泊型の体験施設として、夏休みや週末に、家族で、または学校の林間学校でつかえるような施設にしていきたいと思っている。
旧桑浜小学校は、山の中腹にあり、校舎は山を背負い、海を見下ろす素晴らしいロケーションにあります。現在は、地元の方や県外からのボランティアによって床がはがされ、下にたまっていた土砂が取り除かれた状態です。じつは、建築家・熊健吾さんの東京大学の研究室や、世界各国の建築家の学生・教師たちのボランティアが、デザインを担当。そのデザインをもとに、これから改装が行われます。完成は今年の秋を予定しているということです。
雄勝学校再生プロジェクト
牡鹿半島の北にある、もう一つの小さな半島・雄勝半島にあるのが雄勝町。リアス式海岸に沿うように、山あいに点在する集落で構成されています。以前は、およそ4000人が暮らしていましたが、震災後の人口流出で、現在は1000人にまで減少しています。
そんな雄勝町でいま、町を再生する取り組みとして計画が進んでいるのが、『雄勝 学校再生プロジェクト』です。
雄勝町を中心に、地域再生に取り組む団体、Sweet Treat 311理事の油井元太郎さんに伺いました。
◆木造の旧校舎を再生
旧桑浜小学校は、1923年に設立された90年以上の歴史を持つ学校だったが2001年に閉校してしまった。こういった古い木造の学校はもう残っていないので、廃校とはいえ高台で震災の被害はほとんどなく
未だにここに建ち続けている、こんな素敵な学校が残っているなら再生しましょうというアイデアがやっぱり出てくる。そして雄勝の自然環境。我々がこちらの地域に入って活動をしていくうえで、子どもたちと農業体験や漁業体験、一次産業の体験を通じて自然環境の豊かさを感じていた。単なる復興ではなく人口が減っていく町にとって交流人口が続くような、宿泊や自然体験ができる施設に変えていこうということで、雄勝学校再生プロジェクトを2013年4月ごろ立ち上げた。主に子どもたちを対象にした自然の中でサステナブルに生きる、そもそも自分たちの食べ物がどういうところからきているのかとか、生かされている・生きていることがどういうことなのかを感じてもらう体験を、石巻の子どもを対象に実施しているが、今後は地元の子どもたちだけではなく都市部、東京や海外から、震災をきっかけに海外からも人が来るようになっているので、そのつながりを何十年も続けて行けるように、海外の子どもたちにも集まって頂けるような場にしていきたいと思っている。そのためには宿泊もできて食事もできることが必要。宿泊型の体験施設として、夏休みや週末に、家族で、または学校の林間学校でつかえるような施設にしていきたいと思っている。
旧桑浜小学校は、山の中腹にあり、校舎は山を背負い、海を見下ろす素晴らしいロケーションにあります。現在は、地元の方や県外からのボランティアによって床がはがされ、下にたまっていた土砂が取り除かれた状態です。じつは、建築家・熊健吾さんの東京大学の研究室や、世界各国の建築家の学生・教師たちのボランティアが、デザインを担当。そのデザインをもとに、これから改装が行われます。完成は今年の秋を予定しているということです。
雄勝学校再生プロジェクト