2014年5月10日

5月9日 気仙沼・唐桑半島5「温湯処理」した『もまれ牡蠣』

宮城県気仙沼市、唐桑半島の牡蠣は今が一番おいしい時季!
そのブランド名は『もまれ牡蠣』。
もまれ牡蠣は、牡蠣を美味しくするための、ある「ひと手間」がかかっているらしい・・・
ということでその美味しさのヒミツを、唐桑の屋号「戸羽平(とばひら)」5代目、牡蠣漁師、畠山政也さんに伺いました!


◆65度のお湯につける!「温湯処理(おんとうしょり」
「温湯処理」という方法で、夏に船に大きな釜をつんで65度のお湯を沸かし、海から牡蠣を一旦あげてお湯につけます。そうすることによって、牡蠣はショック状態になり、縦に伸びる成長が止まり、横に膨むんです。そのため、身がぷっくり、立派な牡蠣になります!一般的に牡蠣は熱を通したときに身が縮むイメージだと思いますが、温湯処理した牡蠣は身がしっかりして、鍋にしてもフライにしてもそのままの状態、身が縮まない牡蠣になるんです。
また牡蠣の殻には、ムール貝やいろんな貝、微生物が付着していますが、温湯処理することによって付着物が死滅して、牡蠣だけに栄養がいくようになるんです。


◆甘い唐桑のホタテもシーズンに入りました!
唐桑では4月末からホタテもシーズンに入りました。連日水揚げしています。
お客さんから言われるのは、他の生産地のホタテより甘味があるとなぜか言われます。浜焼きや刺身にしてぜひ食べていただきたい!



もまれ牡蠣やホタテは、唐桑半島のかき小屋「唐桑番屋」で6月1日まで食べられます。
土日祝日の営業です。詳しくは「唐桑番屋」のサイトをご覧ください!

2014年5月8日

5月8日 気仙沼・唐桑半島4 「かき小屋 唐桑番屋」

引き続き、宮城県気仙沼市・唐桑半島からのレポートです。

地元と、県外の若い世代による町作りサークル『からくわ丸』の案内で唐桑半島の 観光スポットをご紹介していますが、スタッフが次に連れてきてもらったのが、こちら。牡蠣小屋です!



◆開けると牡蠣がじゃじゃじゃじゃ〜ん
じゃああけますよ〜。ぐわーーーん。これが一番おいしい時だからね。ぷりぷりですよ。いただきまーす。でかー。汁が・・・。うははは。牡蠣の汁がはんぱないっすね。あー。いい出汁でてるわ。


唐桑半島の先端、鮪立にあるかき小屋・唐桑番屋。いまさっき、海から上がったばかりの牡蠣やホタテの、蒸し焼きが頂けるお店です。





これまで、漁師さんが直接 牡蠣やホタテをふるまうことは無かったそうですが、復興支援の感謝の意味も込めて、土日祝日に、このかき小屋を営業しています。「戸羽平」の屋号で呼ばれる地元の牡蠣漁師、畠山政也さんの話です。

◆5月の牡蠣はバツグンに旨い!!
元々宮城大学の生徒たちが、漁師の憩いの場で「番屋」というのがあるのだが、建ててくれた。牡蠣養殖をやっている仲間内の生産者で、「憩いの場だけではなく、何か利用できないか」ということではじまった。震災前とは違うことをやろうということで、唐桑という場所に来てもらい綺麗な海を見てうまい海産物、牡蠣や帆立を食べてもらおうと。自分らが今まで何気なく見ていたもの、やってきたことが、来てくれた方々には新鮮だということを知った。そんなに喜んでくれるものなのかと思った。生ものにしても風景にしても。牡蠣にいたっては今が一番良い季節。10月だと思っている方が多いが、実は6月に牡蠣は卵を持つ。卵牡蠣になると美味しくない。その前の3月ー5月は卵を含むために栄養を蓄えている時期なので、この時期は一番旨い牡蠣。牡蠣はこの時期も食べられると知ってほしい。春の牡蠣を味わって頂きたい。


唐桑番屋は、土日祝日の営業。予約制です。お値段は、1人前・牡蠣・中サイズ15個で、1500円!(小さ目だと20個) 6月1日まで、通常営業しています。

また、お店は海の目の前にあり、ロケーションも素晴らしいんです。リアス式海岸の、静かな内海が目の前に広がっていてウッドデッキから、眺めることが出来ます。



明日は、唐桑の牡蠣漁師・「戸羽平」の畠山さんに、この時期の牡蠣の美味しさについて、直接電話でお話を伺います。
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パーソナリティ 鈴村健一

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