2014年5月1日

5月1日 ゆりあげ港朝市・2014年GWその1

ゴールデンウィークの行楽とともに、被災地を支援するための情報をお届けしています。
きょうは、宮城県名取市の海沿い、閖上から38年の歴史を持つ、「ゆりあげ港朝市」。こちらは日曜と祝日の朝の風景として、長年地元に親しまれてきた朝市です。2011年の津波で壊滅的な被害を受けましたが、去年、元の場所で復活しました。

復活からちょうど1年。ゆりあげ港朝市・協同組合理事長の櫻井広行さんによれば、朝市は努力のかいあって、今まで以上の賑わいを見せているようです!

◆震災前の1.5倍の集客
去年のグランドオープンから、営業時間を13時まで延長(以前は午前6時〜10時)。お客さんは震災前の1.5倍に。震災前はピーク時間が7時から8時半だったが今はピークが7時から10時、約3時間くらいはイモ洗い状態が続いていて、なんとかやっていけそう。モノだけ買うという時代は終わったものですから、飲食店を増やした。飲食店を増やした理由は、朝と昼に食べてもらいたいということと、今はどこに行っても飲食店が必要だということ。飲食を強化しないと集客力に繋がらない。あとは魚屋でも自分でご飯を炊いて丼物を作ってやっている。今年も保健所の許可をもらったので、飯と刺身を出したり、魚屋のパスタでも作ろうと勉強中です。パスタが見えないくらい魚の具が乗っかってて、パスタ食ってるんだか魚食ってるんだかわかんねえくらいのパスタ屋があってもいいんじゃないかなと(笑) 炉端焼きは炭火でやっている、買ったものはその場でただ焼ける。せっかくこういうところに来たんだから楽しんでもらえればなと。


元の場所で復活した閖上の朝市。お店で買ったお魚や焼き鳥をその場で焼いて食べるための、炉端焼きが屋外に置かれていました。これで、海を眺めながら炉端焼きが楽しめるんですね。また、飲食店ブースも増え、お買い物の合間にくつろげるウッドデッキも完成!朝市はさらにグレードアップしていました。

また朝市では、ゴールデンウィーク後半、お客さんを呼び込もうと、新しいチャレンジも始めています。

◆遠方からも来てほしい!
ここの町(閖上、沿岸部)は人口5000人いたが今はゼロ。地元の客がいないため少しでも遠くから来てもらうためには滞留時間を長くしなければいけない。滞留時間を長くすると何ができるかというと、炉端焼きや、競り市ができる。9時からの競り市は、各店舗が打っている品物を3割から半額くらいでどんどん競り落とす。たとえば1000円の品物を「はい300円から!」と。400円、500円、600円と競りあがっていく。どんどん人が参加していく。なんとかうまくいけば集客につながるのではないか。

                            
GW後半の朝市は、5月3日(土)から6日(火)までの4日間 開かれます。屋外に置かれた炉端焼きはもちろん楽しめますし、さきほど紹介した、一般のお客さんが品物を競り落とす「競り市」も行われるということです。

詳しくは
ゆりあげ港朝市のホームページ
または
Facebook をご覧ください。

明日も、ゆりあげ港朝市についてお伝えします。


2014年4月30日

4月30日 南三陸キラキラ丼!!

ゴールデンウィークに、楽しみながら被災地支援をするための情報をお届けしています。

きょうは、宮城県南三陸町からです。南三陸町 名物「キラキラ丼」です!南三陸では仮設商店街のお店を含む11のお店がそれぞれ、地元食材を使ったこだわりの海鮮丼で味を競っています。

そのキラキラ丼、季節ごとに食材が変わります。今の時期は「春告げ丼」という、春の旬を盛り付けた丼を展開中で、例えば! 南三陸町志津川にあるお食事処・静江館では、こんな丼を頂けます!


◆身がぷっくり!牡蠣の春告げ丼!!
今の時期、最も南三陸町で美味しい、甘味があって大きい春の牡蠣をオリーブオイルでこんがりと焼いてかつお節の出汁とお醤油だけで中華風に味付け。みなさんこういう食べ方をしたことがないようで、今日も春つげ丼を遠くから食べに、リピーターもたくさんいらっしゃって、「美味しかったのでまた来ました」と。きのう今日あたりからはご家族連れでいらっしゃるお客さんが多い。


お話は、静江館の山内ふみ子さん。牡蠣の旬というと冬のイメージですが、山内さんによれば、「今時期の牡蠣こそが一年のうちでも身がぷっくり、甘味がたっぷり、そして濃厚!」なんだそうです。(※5月以降も牡蠣の春告げ丼は注文できます。)

そして5月からはこれに加えて、まさに旬を迎える「アレ」のキラキラ丼が登場します!


◆ウニの味をシンプルに味わってほしい!
5月からのキラキラ丼は「ウニ丼」。ご飯の上に75グラムのウニだけをトッピング、お刺身は付けずにウニだけをたっぷり食べていただく。まだ5月初めごろは甘味が薄いかなという感じだが、5月末になるとウニの甘味が出てくる。でも南三陸産のウニの味をシンプルに味わって頂きたい。ウニはどこでも美味しいが、南三陸町のウニは剥いたまんまの状態で召し上がっていただいている。普通はミョウバンを使って身が崩れず長持ちさせているが苦みが出る。キラキラ丼をやっている店舗は、お寿司屋さんも剥いたままのウニ。殻から身をすくって食べる感じなので、素材が美味しいので手を加えなくても美味しい。ホヤも美味しくなってきたし、白魚がこれから美味しくなる。

静江館は、志津川のお魚屋さん「山内鮮魚店」の中にに併設されています。ちなみにこの山内鮮魚店は、最高の魚をそろえる、すごい目利きのお店として有名です。

キラキラ丼の情報はこちら
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パーソナリティ 鈴村健一

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