2014年2月21日
2月21日 東北メディカル・メガバンク機構(6)
今週は「東北メディカル・メガバンク機構」について、シリーズでお届けしています。中心となっているのは、東北大学医学部です。
活動の大きな柱が「コホート調査」だというお話を、昨日伺いました。「コホート調査」とは、健康な人の身体や生活習慣を詳しく調査すること。中長期的に病気の原因をさぐり、一人一人にあった「個別化医療」「個別化予防」に役立てるのが目的です。
その中でも、今日注目するのは「三世代コホート調査」。お話は、「東北メディカル・メガバンク機構」の山本雅之機構長です。
◆三世代コホート
わたしたちは被災地の方たちと向かい合いながら、被災地の皆さんの健康を長期に見守るようなコホート研究をやりたい、なるべく幅広い世代の方たちを対象にしたいと考えた。「三世代コホート」とは、まず妊婦さん(妊娠したお母さん)に協力していただいて、生まれてくる子供さんや旦那さん、さらに祖父母の世代にも協力してもらって、三世代に渡って調べさせてもらおう、協力してもらおうという計画。「三世代コホート」をやってみてなにが一番特徴かというと、祖父母、父母、子供と、みんな遺伝的につながっている。家系の中で病気の原因を調べることができる。生活習慣や遺伝子と病気の関係を調べることができる。遺伝継承性があるので、非常に質の高いデータが得られるだろうというのが、科学、学術の面からみられる特徴。もう一つの特徴は、子供さんの健康、妊婦さんの健康を見守っていけるということ。震災のときは震災弱者として、妊婦さんや子供さんがいたのは、疑いのないこと。そういう方たちを見守っていくという企画したかった。
「三世代コホート調査」の対象地域は、宮城県全域。アンケートへの記入や採血などが主な調査項目で、すでに1500人ほどの妊婦さんが調査に参加しています。また、調査に参加した人には、今後5年ごとに、追跡調査を実施していく予定。従来型の健康調査に「遺伝子(ゲノム)の解析」を組み合わせることで、「個別化医療」「個別化予防」が可能になるかもしれない、というお話でした。
「東北メディカル・メガバンク機構」が実施する「コホート調査」について、詳しく知りたいと言う方は、機構の「地域支援センター」にお問い合わせください。
活動の大きな柱が「コホート調査」だというお話を、昨日伺いました。「コホート調査」とは、健康な人の身体や生活習慣を詳しく調査すること。中長期的に病気の原因をさぐり、一人一人にあった「個別化医療」「個別化予防」に役立てるのが目的です。
その中でも、今日注目するのは「三世代コホート調査」。お話は、「東北メディカル・メガバンク機構」の山本雅之機構長です。
◆三世代コホート
わたしたちは被災地の方たちと向かい合いながら、被災地の皆さんの健康を長期に見守るようなコホート研究をやりたい、なるべく幅広い世代の方たちを対象にしたいと考えた。「三世代コホート」とは、まず妊婦さん(妊娠したお母さん)に協力していただいて、生まれてくる子供さんや旦那さん、さらに祖父母の世代にも協力してもらって、三世代に渡って調べさせてもらおう、協力してもらおうという計画。「三世代コホート」をやってみてなにが一番特徴かというと、祖父母、父母、子供と、みんな遺伝的につながっている。家系の中で病気の原因を調べることができる。生活習慣や遺伝子と病気の関係を調べることができる。遺伝継承性があるので、非常に質の高いデータが得られるだろうというのが、科学、学術の面からみられる特徴。もう一つの特徴は、子供さんの健康、妊婦さんの健康を見守っていけるということ。震災のときは震災弱者として、妊婦さんや子供さんがいたのは、疑いのないこと。そういう方たちを見守っていくという企画したかった。
「三世代コホート調査」の対象地域は、宮城県全域。アンケートへの記入や採血などが主な調査項目で、すでに1500人ほどの妊婦さんが調査に参加しています。また、調査に参加した人には、今後5年ごとに、追跡調査を実施していく予定。従来型の健康調査に「遺伝子(ゲノム)の解析」を組み合わせることで、「個別化医療」「個別化予防」が可能になるかもしれない、というお話でした。
「東北メディカル・メガバンク機構」が実施する「コホート調査」について、詳しく知りたいと言う方は、機構の「地域支援センター」にお問い合わせください。