2013年8月26日

8月26日 復興グルメ旅(1)

今週は、夏休み最後のお出かけや、秋の行楽に向けた情報です。
『復興グルメ旅』というグルメガイドと、そこに掲載されている、東北の美味しいお店を、1週間かけてご紹介します。

いざ、食べ歩いて、復興支援! 震災から立ち上がった東北のおいしい店50
『復興グルメ旅』(日経BP社)

『復興グルメ旅』日経BP社出版局の竹内靖朗さんに伺いました。

◆口コミで聞いた地域の名店、50店
被災した飲食店が、津波で流されてしまったが仮設店舗で復活した、新たに営業を始めてたくさんのファンがまた訪れている。そういうお店ばかりを取材して、一冊の本にまとめたのが復興グルメ旅。地域の名店の美味しいものを食べに訪れるだけでも被災地の方々はすごく嬉しいんじゃないか、これだけでも復興支援じゃないかということを提案している、ちょっと変わったグルメガイド。取材したのは何ヶ月、半年と営業できなかったが復活した美味しいお店がないかと、地元出身者、在住者の口コミで探しだして取材をした。再開できたお店と出来なかったお店は紙一重。先祖代々使っていたタレがたまたまお店の2階においてあって助かって、それを見た時に「神さまがもう一回お店をやれといっているんじゃないかと思った」とか、ずっと使っていた居酒屋の白木の一枚板のカウンターが瓦礫の中から見つかり、お店は流れたがそれだけがあるという時に、「やっぱりもう一度やろう」と思ったとか、そういうことが後押ししてお店を再開できた人もいる。こういう話を色んな人に知ってもらいたいなと思った。


この『復興グルメ旅』には、東北15の地域から、50店舗が紹介されています。竹内さんご自身も、現地へ何度も足を運び、取材を重ねたそうです。その中で、竹内さんが個人的に「また行きたい」と思うお店をいくつか教えていただきました。

◆地域のソウルフードに出会える旅
本当にたくさんあるのだが、個人的には石巻の割烹滝川さんの「鶏釜飯」。やっぱり食べたい。石巻に行ったら必ず行きたい。気仙沼はお魚のイメージが多いのだが、とんかつ「かつ子」。とんかつは本当に美味しくて、かつ子さんの人柄も優しい。また行きたいなと思う。もう一つ上げるなら、宮古の「福」というラーメン屋さん。ここはワンタンが特徴的、つるっと麺をすするように食べれてしまう。宮古に行ったらまた行きたいと思う。紹介しているお店の中には、「この町の子どもたちはみんなうちの焼き肉を食べて大きくなる」とおっしゃる方や、「この町のソウルフードだから」というお店もある。単なる飲食店以上の存在。遠くに住んでいる我々としても、近所の人、仲間という感じで暖かく迎えてくれるお店が多かった。どうせいくなら美味しいものを食べたい。ぜひこういう本で美味しいお店をチェックして、新しい出会い、楽しい旅行をしていただけたらすごく嬉しいなと思いますね。


★今週は、日経BP社『復興グルメ旅』を、毎日2名・合計10名の方にプレゼントします!
 欲しい方は、メッセージフォームからご応募下さい。
(当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。)

2013年8月23日

8月23日 サポートアワーキッズinカナダ 子どもたちの声3

引き続き、「サポートアワーキッズ」の、カナダホームステイのレポートです。

およそ2週間の語学留学を終えた10人の子どもたちは、海外の文化に刺激を受け、それぞれの生活に戻り、新たな目標へ向け進み始めています。

10人のメンバーのリーダー的存在だったのが仙台市の高校3年生・南館里香さん。彼女がカナダから持ち帰ったものは、“復興後の街”のイメージでした。

◆カナダの文化を復興に生かしたい
カナダでバラエティビレッジというところに行ったんです。障害者の方々と健常者の方々が一緒にスポーツする施設で、素晴らしいと思った。カナダは人種や身体の障害を超えて、みんなが一緒でみんなが平等。日本も新しい街づくりをしていかなきゃいけない中で、カナダのみんな平等で一緒に暮らしていけるという考え方を取り入れて、復興・街づくりをしていけばいいなと思います。


仙台市内出身の南館さんは、震災による被害は、「それほど大きくなかった」と話し、そんな自分たちにも、支援があったことに心を動かされたといいます。

◆今度は自分たちが支援する立場に
震災があって、海外へ行って、色んなインスピレーションを受けて帰ってきた。これは日本にとどまらないこと。中国の洪水や、海外で戦争を体験した子どもたちも私達と同じようにちゃんとした未来がある。逆に日本に来てもらいたい。サポートアワーキッズが世界中に支局を持って、私達が日本から色んなところに行ったように、自分たちが逆の立場で支援する取組があったらもっと世界が明るくなると思います。これから自分の中でも何か一つ、新しく変えて行って将来わたしが大人になって、逆に支援する側になって、私達のような人を増やしたい。そういう考え方がどんどん広がって良くなっていく。それが支援してくださった方の目的だと思う。


南館さんを始めとした今回の10人は、「コネクト・カナダ2013」というプロジェクトを、 自分たちの力で立ち上げようとしています。2015年は、トロントに日系人が移住を始めて50周年の節目の年。その式典で、東北の郷土芸能を紹介する計画を立てています。2年後、10人はコネクトカナダ2013のメンバーとして、再びトロントに集まり、カナダと日本の交流や、復興への貢献を続けると言います。そしてその活動を年下の子どもたちへ伝えていく…そんな目標へ向かって進み始めています。



サポートアワーキッズサイト
フェイスブックページ

高橋 来週は、東北の美味しいものをめぐる『復興グルメ旅』ということで、
震災から立ち上がった、東北の美味しいお店を1週間かけて、いっぱいご紹介します!
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パーソナリティ 鈴村健一

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