2017年6月21日

6月21日 福島市 カトウファーム「天のつぶ」(3)

今週は、福島県の新しいブランド米『天のつぶ』で“卵かけごはん専用のお米”を商品化した「カトウファーム」の取り組みをご紹介します。

カトウファームの「天のつぶ」“卵かけごはん専用のお米!”
実はこの取り組みを知るきっかけとなったのが、ロバートキャンベルさんからのお話でした。「福島で震災後、卵かけごはん専用のお米を作り始めた若い農家さんがいる。」「僕も食べたけど、すごく美味しかったよ〜!ぜひ取材してみては?」そんな声をうけて、今回取材が実現しました。

カトウファームの加藤晃司さんと絵美さんご夫婦に、その想いを伺いました。

◆後味が甘くて硬いつぶ、卵かけごはん専用の「天のつぶ」
「天のつぶ」という品種を震災後からメインに作ろうと思って今もやっているんですけど、何年も作っていることで特徴が分かってきたんです。後味で甘みが残って固い米なので、大きい振るいにかけて大粒にして卵かけご飯に合うような天のつぶにして今は販売しています。(絵美)こだわりの卵をつくっている農家さんも多くてコラボをしたいなと思ったのが一番で、うちでそういうお米を作れば一緒にセット販売できるのかなと考えて。(晃司)きっかけは大阪でシンポジウムに出させていただいたときにロバートキャンベルさんに「卵かけごはん専用の醤油はあるのに、ごはんはないよね」って話から、天のつぶは固い米だし出来ないことはないなと思ってやってみました。(絵美)きっかけを与えていただいたら、やらずにはいられない性分というか、どうしても売れても売れなくてもやってみたいなという気持ちが働いてしまって。でも結果出して良かったと思ってますね。パッケージも手に取りやすいように作っていますし、天のつぶを広めるにはちょうどいい感じなのかと思ってます。


この他カトウファームでは、地元の特産品を使った農法で、さらに美味しいお米づくりに挑戦しています。

◆桃やりんごの果汁を絞ったものを穂に散布
福島県は果樹園がたくさんあって、うちは果樹に囲まれた田んぼで栽培しているんです。ももや梨やりんごの絞ったものを、登熟する穂が出た時に穂に散布をして甘さをだそうというお米を販売しています。甘みがちょっと違うかも。
あと、いろいろ農業を勉強していくと美味しく作るには有機の肥料が重要だと分かって、コウモリの糞とか海鳥の糞を撒いています。1年じゃ美味しいものにならないんじゃないかと思っていまして毎年毎年そういう土に溜まる成分でどんどん土を改良していくことで、どんどん美味しいものが出来ると思っています。



カトウファーム、加藤さんが作った「天のつぶ」はオンラインで購入可能です。卵かけごはん専用のお米も是非お試しください!

パーソナリティ 鈴村健一

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