2017年9月20日

9月20日 ツール・ド・東北2017 (2)

ここからは、『LOVE & HOPE〜ヒューマンケア・プロジェクト』。今朝は昨日に続いて先日16日17日に宮城県で開催されました「ツール・ド・東北」のレポートをお届けします。


2013年に始まって、今回で5回目を数える「ツール・ド・東北」。宮城県沿岸部の3市2町を舞台に、風光明媚なコースを自転車で巡りながら被災地の「いま」を感じ、そして東北の美味しいものも楽しんじゃおう!という素敵なイベントです。中西さんも「東北応援大使」として参加。女川・雄勝フォンド65kmの険しい道のり。つらい坂を乗り越えたあとにやってくるのが、エイドステーションです!そこでは地元の人たちが名物の美味しいもので、参加者たちを癒して楽しませてくれます!


な)今年のホタテはいかがですか?
ホ)えっと見ての通り。あ、ラジオか。見ての通り大きく仕上がって好評を得てますよ!
な)雄勝のホタテの特徴は?
ホ)肉厚で大きくて、食べればジューシーで歯ごたえがあって、もう言うことなし!
な)マジで分厚い。いま目の前にありますけど・・・ガブっと行くか・・・いただきまーす!・・・今まで食べたホタテでいちばん美味しいです。うめー!
ホ)もう言葉ないでしょ?だからラジオ無理だって言ったの(笑)
な)雄勝に来いと!
ホ)そうそうそう。



な)この1年間、どうですか?雄勝の状況は。
ホ)ようやく復興住宅とか公衆団地が出来て、皆さん戻ってくる環境は整いました。あとこれから大変なのは、これまでなかった商店街だったり、もともとあった硯伝産会館だったり、そういったものも見通しが立って、あと3年後、4年後には整えるとまた違った形での復興の雄勝の姿が見られてくると思います。このツール・ド・東北の雄勝エイドも毎年来て頂ければバージョンアップしていくように、いまから5〜6年後に拠点が出来た時にそちらの新しいところで出来て、たとえば防潮堤の上を自転車で通りながらライダーの皆さんが雄勝湾を見て、雄勝のホタテを食べて味わってもらいたい、そう思ってます!
津波ってもので大きな災害を受けたけど、そうした中で地元で採れてるこの恩恵、こうした宝もであり私たちが伝えていかないとならないもの、これは伝えていかないといけないし無くしてはいけない。なかなかいま人が少なくなって、漁師する方も少なくなってきたけど、そういった中でも伝えていかなきゃなんないし、それを残さないと次の世代であり、また雄勝に戻ってきたいって人たちが無くなったんでは。そう、今日やってるスタッフももうその思いだけ。「大変ですね」って言われても今日約4000人のライダーがこのエイドに来て、ホタテを食べて、中西さんが言ったように「美味しい」って言ってもらえただけで、我々は嬉しい。また一年頑張れる。。


雄勝は住宅環境が整って、街のにぎわい拠点もこれから整備されていく・・・ということ。反面、人が少なくなっている現状も語っていましたが、これからいかに元のにぎわいを取り戻していくか。被災地の多くの地域が向き合うこうした課題を知ることにも、ツール・ド・東北の意義があります。

さて明日は、今回僕と共にツール・ド・東北に参加した、お笑い芸人トリオ、パンサーの尾形貴弘さんとのやりとりをお届けします!

パーソナリティ 鈴村健一

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