2017年12月5日

12月4日 岩手県山田町の漁師集団「第八開運丸」(1)

今朝は、通称「山田の海賊」。
岩手県山田町の漁師集団、「第八開運丸」代表の柏谷智康さんのインタビューです。

山田町大沢地区から船を出し、最高の海産物を獲ってきては、直送・直販している第八開運丸。まずは、いま海産物の美味しい冬を迎えている山田湾の現状について伺いました。

◆アワビが獲れなかったらタコを獲れ
海の状況といえば、ほぼ戻ってると思うんですよね。ホタテはちょっと温暖化も有るんだか、ダメな部分もあるけど、牡蠣とかは順調、しうり(貝)は今年も1か月も足らずで全部無くなってしまいましたね。注文とかイベントとかで。で、回遊魚、鮭もそうですが稚魚放してあれするのがまだまだ帰ってきてない状況で、あとはアワビもやっぱり津波で流されたのもあるし、今年とんでもないのがタコが豊漁で、それの影響も有ってアワビもいないって感じなんですけど。タコがアワビ食っちゃうわけなんだけど。で、うちの方でタコ獲ってるんで、どっちもどっちなんだけどね。アワビが獲れなかったらタコを獲れ、タコがダメならアワビを獲れと。ウチの場合ぜんぶに手を出してますので。みんなには“一つぐらいやめろよ”って言われますけど。獲れるものは獲れてます。ただ今まで獲ってたものがちょっと減ってるかなって感じはあるけど、ほとんど戻ってる感じですかね。ウチの方でも100%フル稼働で毎日漁に出てる感じ。だからまあウチら的にはいいのかな今年は。大量の年かなって思ってます。まあ温暖化ですよね、ここでタコが獲れるっていうのは、マダコが獲れるっつーのは。水ダコは獲れるんですけど、マダコが獲れるというのは滅多にない、今まで4年に一回は来るんですが、去年も今年もっていうのは無い、それにまた今年は大阪にタコが無いと。海外から来てるタコが今年はまるっきり無い。海外から入んないからけっきょく高値で、ウチとしては大バンザイの年ですけど(笑)。で、これから鮭、不漁の鮭ですけど、今まだタコやってるんですけど、徐々に水温も下がってくればタコも終わりなんでそろそろ切り替えようかなと思ってんですけど、去年も不漁だったんだけど、まあ100〜200獲ればね、30万40万の世界だから一晩で、それを狙ってるんですけど今年も、今のところタコがまだ獲れているんで、タコをメインでやってるけど、ほかの船がちょこっとでも獲れたっていうんであれば、準備はしてあるんで一気にタコ投げて(捨てて)そのまま飛ぶってことは出来ますけど、漁が漁なんで、経費をかけて燃料をかけて探しに行くってことになると思うんですけど、そこで赤字を食らうか黒字になるかは、出てみないと分からないって感じ・・・


魚種や種類によってバラツキはあるものの、海の状況は概ね改善しているとのこと。ただ港は巨大な防潮堤の建設が進んで、柏谷さんの番屋(漁師の作業小屋)も移転しなければならないようです。明日はそんな港の状況についてのお話しです。

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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