2011年12月13日

12月13日「Ishinomaki2.0『石巻工房』」

今週は、宮城県石巻の若い世代による、草の根の復興プロジェクト「Ishinomaki2.0」の現地レポートをお送りしています。

今月、石巻市中央の通り沿いの、津波で浸水した建物の1階部分に生まれたのが「石巻工房」。




ここはIshinomaki2.0の活動拠点であり、その活動のシンボルのような場所です。
Ishinomaki2.0の松村豪太さんにお話しを伺いました。

◆「石巻工房」は、市民工房
 震災後、大工さんがこない。お店が直せないしどのくらい直していいか見当もつかない。建築制限があり、大規模補修をしても無駄になってしまうかも知れない。とりあえず住めるように、例えばドアひとつ直すならドライバー1本で意外と直せる。そうしたことの出来る身近な装置として作った。
 あとはモノ作りに触れあって欲しい。電気ノコギリとインパクトドライバーがあれば意外とものは作れる。やってみる行為が素晴らしい。ものを生み出す体験。しかも自分で作ったものは自分で直せる。大工さんに頼むと、また改めて大工が必要。見てくれが悪くても自分で作ったものは把握できる。
 Ishinomaki2.0の活動にも通じる。街を自分たちの手作りでやろうとしている。そうすると不具合が起きたときに、自分たちで作った仕組みだから修正が可能。それは住みやすい街。大工仕事も街の仕事も、不具合が怖くない。自分で直せばいい。



石巻工房は、市内の方を集めたワークショップも行なっていて、そこで手作りされた木のベンチなどは、仮設住宅や、街のあちこちに置かれ始めています。
まさに石巻の人達自身が、街を形作っているんです。


◆石巻工房が目指すもの
 製品として作り、流通して販売したい。仕事が無くなってしまった人も多いので、少しでもお金が発生する仕組みを作りたい。流通もある程度相談ができている。いいものを作れば売れるのではないかと見込んでいる。
 家具メーカー、六本木のギャラリーのデザイナーに活動に共感してもらい、デザインは担当してもらった。そのデザインを元に、手芸やペーパークラフト、絵はがき作りなどを住民と共にやって、石巻工房というブランドがすでに始まっている。焼き印を押すとなかなか素敵。販売することで自立に向けた経済活動を起こしたいと考えている。



既に石巻工房ブランドのベンチやスツールは、ウェブを通じて販売がスタート。
さらに工房では、被災された方の要望を受けた、家具の製作も続いています。
工場長の千葉タカヒロさんは、憎まれ口を叩きながらも、すごく楽しんでいるようです。

◆趣味で続けていたDIY
 元々寿司職人。趣味でやっていたら、こいつDIYできるじゃんとなって、やってみないかとそそのかされてやらされている。
 もう一人小泉君という横浜の建築家の卵が長期滞在して番頭役をしているが、朝起きてこないので 私が起こしに行く。将来的には解放して、さくっと来て作る場にしたい。作ってくれっていうのが多い。小泉君はできないくせに安請け合いする。キミが作れと思う(笑)。


【石巻工房】
【Ishinomaki2.0】

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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