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革命家チェ・ゲバラ。亡くなって40年以上経った今もその人気は衰えませんが、多くの人たちはやはり「戦う男」としてのゲバラに魅力を感じていることでしょう。しかし今回読んだ「モーターサイクル・ダイアリーズ」を書いたゲバラは、まだ戦いに出る前、23歳学生です。日本の23歳の若者と同じように後先考えず無謀なゲバラ。ちょっとマザコン的な部分も見え隠れするゲバラ。そして社会の弱者に自分が「してあげた」ことより、彼らにもらった「温かいキモチ」を大切に綴るゲバラ。23歳の彼は、実にやさしさに満ちたピュアな人物で、小川さんも私も彼の魅力にメロメロになってしまいました。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年01月25日
北杜夫
『夜と霧の隅で』

2009年01月18日
新美南吉
『手袋を買いに』

2009年01月11日
ゲーテ
『若きウェルテルの悩み』

2009年01月04日
十返舎一九
『東海道中膝栗毛』

アーカイブ
コンドルは飛んでいく/アレハンドロ・カマラ
1952年2月チリのテムーコ郊外の農園に泊めてもらい、ゲバラは、「チャランゴ」という楽器に出会った、子ども用のギターみたいな音がする、と描写しています。本来はアルマジロの甲羅を共鳴板にもつ5弦の民族楽器。ボリビアを代表するチャランゴの巨匠、アレハンドロ・カマラの演奏で、彼らが旅するアンデスのフォルクローレ「コンドルは飛んでいく」を。
河を渡って木立の中へ/ホルヘ・ドレクスレル
2004年の映画「モーターサイクルダイアリーズ」から。アカデミー賞歌曲賞受賞曲。なにひとつ予定のないきままな旅、学ぶべきことを吸収しながらこの曲のリズムで進んでいった2人が思いうかびます、と小川さん。
アスタ・シエンプレ・コマンダンテ/カルロス・プエブラ
ゲバラがキューバを去ることに決まったとき、シンガー・ソングライターのカルロス・プエブラはキューバ革命でのゲバラの功績と努力に感謝するこの曲をつくりました 。たくさんのカバーがある人気曲です。

 
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