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病気で苦しむ最愛の母を支え、看取らなければならなかった著者。感情を爆発させず、その時の様子を淡々と綴るレベッカ・ブラウンの心の強さは「凄い!」としか言いようがありません。また作品の中でお母さんが「娘がいない人って気の毒ねぇ」と口にするシーンがあるのですが、これは介護する側にとって最上級の褒め言葉ですねぇと、小川さんとしんみりとしてしまいました。そんな場面からもレベッカ・ブラウンという介護者の“凄さ”を知ることが出来る作品です。
(アシスタント:藤丸由華)

2009年05月03日
エーリヒ・ケストナー
『エーミールと探偵たち』

2009年04月26日
沢木耕太郎
『深夜特急』

2009年04月19日
角田光代
『対岸の彼女』

2009年04月12日
レイチェル・カーソン
『センス・オブ・ワンダー』

アーカイブ
Over The Rainbow/ジュディ・ガーランド
「オズの魔法使い」はお母さんの一番のお気に入りの映画、彼女が幻を見るようになる場面に登場します。
来たれ、甘き死よ BWV478(バッハ)/山下和仁(ギター)
娘(レベッカ自身)の母親に対する気持ちにあっているタイトルだと思います。
お母さんが亡くなって、心配ばかりしてくれた彼女を思い出し、もう心配しなくてもいいのだと思うシーンに。

Say Goodnight/ベス・ニールセン・チャップマン
アメリカのシンガーソングライター、ベス・ニールセン・チャップマンが癌で夫を失った直後のアルバムから。
「さよならじゃなくおやすみと言って、私はあなたのそばにいるわ」という曲です。本の中に出てきてもおかしくないような一行です、と小川さん。

 
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