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熱烈なリクエストにお応えして遂に登場となった『アルジャーノンに花束を』。医学の力で知能は進化したものの、今まで知らなかった心の痛みも背負うことになってしまった主人公チャーリィの、命の物語です。主人公と誰との関係に注目するかで、感じるものは違ってくるのでしょうが、小川さんと私は悲しい気分でラストシーンまでたどり着きました。ただ最後2行のチャーリィの言葉を読んで、彼は物事全てを「善」の心で捉えられる、本来のチャーリィに戻れたのだと確信。「救いがありましたね・・・」とホッとしながら本を閉じたのでした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年4月15日
葛西善蔵
『子をつれて』

2012年4月8日
『完訳 ペロー童話集
長靴をはいた猫』

2012年4月1日
森鴎外
『山椒大夫』

2012年3月25日
ロマン・ロラン
『ベートーヴェンの
生涯』

アーカイブ
ウインドウズ・オブ・ザ・ワールド/ディオンヌ・ワーウィック
いつも窓から家族を見ていた、思い出も窓枠からみているチャーリー。バート・バカラックの作品。
ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ/キャロル・キング
チャーリーを心配し、恋心をいだくアリスの気持ちで。でもチャーリーは彼女を本当に愛せていたのでしょうか?キャロル・キングは、小説の舞台ブルックリン出身。

パーフェクト・モーメント/アート・ガーファンクル
映画館での出会いの時、君は僕のもので完璧な瞬間だった、という曲。映画館でデートしたアリスとチャーリーに。アート・ガーファンクルもニューヨーク出身。

 
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