メッセージ
today's topic

今を生きる私たちも憤らずにはいられない事件を描いた『カクテル・パーティー』。今から約50年も前に書かれた作品とは信じがたい一冊です。文章や物語の展開から、今私たちが抱える様々な問題についても考えさせられますが、「どちらも被害者であると同時に、加害者だということを自覚することからしか、新しい世紀ははじまらない」という言葉に、問題を解決していくヒントがあるのではと気付かされました。ところで収録されている戯曲には、レイプの被害者・洋子が結婚、しかもアメリカ人が夫となっていることが描かれています。小川さんと2人、「洋子さんはその後まっすぐに生きて、この事件を自分自身で乗り越えられたんですね」とほっとしました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年6月16日
太宰治『斜陽』
2013年6月9日
アリソン・アトリー
『時の旅人』

2013年6月2日
ロバート・キャパ
『ちょっとピンぼけ』

2013年5月26日
『百人一首』

アーカイブ
ウーマクー/沖縄ジャズ協会
沖縄がアメリカの統治下だった時代、基地とその周辺のクラブでもジャズが演奏されました。そして沖縄出身のジャズ・ミュージシャンも育っていきました。当時活躍していたメンバーが新たに集まって演奏しています。
大願口説/登川誠仁&大城美佐子
沖縄で長く親しまれている曲、琉球王朝時代、中国の特使のために演奏されたという沖縄民謡です。沖縄音楽を代表するおふたりで。

遠い道/ネーネーズ
沖縄音楽を代表するグループが、1994年に発表したアルバム「コザdabasa」に収録。デビッド・リンドレーなどアメリカのミュージシャンも参加しています。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。