ON AIR REPORT オンエアレポート

6月9日 ディーリアス特集

13/07/07


6月第2週は、イギリスの作曲家、フレデリック・ディーリアス(1862〜1934)を特集しました。2012年に生誕150周年、来年2014年には没後80年を迎えます。奇しくも同じイギリスの作曲家、エルガー、ホルストも同年に亡くなっているんですね。ディーリアスは、ドイツ人の両親のもとイギリス生まれ、その後北欧、アメリカ、イギリス、フランスの各地で過ごしていますが、様々な文化の影響が、作品にも現れているように思います。昨年生誕150周年を迎えたこともあり、静かなブームとなっているディーリアスですが、その音楽の普及に務めたのが同じイギリス人指揮者、ビーチャムでしょう。彼はディーリアスの作品を積極的に取り上げ、音源も多く遺しています。代表的な作品から晩年のピアノ曲までお聴き頂きましたが、なにか強烈なメッセージがある作品というよりも、自然と流れて行くような、そんな印象を僕は持ちましたが、皆さんはいかがでしたか?


【オンエア楽曲】
♪M1 ディーリアス《小管弦楽のための2つの小品》より第1番 <春を告げるかっこうを聞いて>
  指揮:トーマス・ビチャム、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
♪M2 ディーリアス 《チェロとピアノのためのロマンス》
  ピアノ:ベンクト・フォシュベリ、チェロ:ジュリアン・ロイド・ウエッバー 
♪M3 ディーリアス《3つの前奏曲》
  ピアノ:チャールズ・アブラモヴィチ