５月２７日から３０日まで行われたリゾートトラストレディス、
勝みなみプロが２年ぶりの優勝、ツアー５勝目を挙げました。





（写真はワールドレディースチャンピオンシップより）


勝みなみプロ、実は今年は苦労していました。
出場した１２試合のうち５試合で予選落ち、もしくは棄権。
予選を通過してもベスト１０にも入れない状況が続いていました。

本人もなかなかゴルフがかみ合わない！と悩んでいましたが、
その原因になったのがトレーニングによる筋肉の変化からくる
スイングの違和感でした。

そんな中でもお風呂上がりでもスイングの練習に励み、
とにかくいつ何時もスイングのことを考え続け
必死で自分の理想のスイングを追い求めてきました。
その中、今回の試合中に突然何かを掴んだそうです。
それは、「円を描くような柔らかいイメージでクラブを振ること」。
調子もあまり良くなかったので、無力で臨んだ試合ですが、
優勝したことよりも、自分の中で大事なものをつかんたことが嬉しい！
と優勝インタビュー語っていました。




元々は１年間をケガなく戦いたい、との思いで始めた
勝みなみプロのトレーニング。
ただ、飛距離については先に効果がはっきり出ていて、
笹生優花プロ、原英莉花プロに続いてドライヴィングディスタンスが
２５５ヤードの３位となっています！

今後はこの飛距離も武器に新生勝みなみプロの活躍が見れそうです。




さて、女子プロゴルフツアーは２０２０年と２０２１年が統一された
長いシーズンとなっていますが、その開幕戦となったのが、
去年のアース・モンダミンカップでした。
新型コロナウイルスの影響で、試合中止が続く中で、
奇跡の開催と言われたのが、アース・モンダミンカップでした。
選手にとっても本当に感激の開幕でした。



あれから、もう１年が経とうとしています。
そして、アース・モンダミンカップのある６月がまたやって来ました！
今年も６月２４日から大会が行われます。

嬉しいことに２年ぶりにギャラリーを迎えての開催。
去年大好評だったインターネット中継もよりグレードアップして
ライブ配信が行われることが決定しています。
今年のアース・モンダミンカップ、どんな楽しみ方ができるのか？
ご紹介してゆきましょう。

入場には事前に、「日付指定WEBチケット」の購入が必要です。
会場での当日券販売はいたしません。ご注意ください。
ちなみに公開練習日1日券は、6月22日(火)｜6月23日(水)で各日3,000円。
観戦可能時間は8:00〜16:00。練習日観戦も見応えがあります。
（お天気などにより変更の可能性があります）

そして、本戦1日券は、試合の４日間各日10,000円です。
6月24日(木)から 6月27日(日)までです。
ちなみにこのチケットがあれば会場内の飲食は全てフリーで楽しめます！

また、事前電話予約制で、1日限定50名様のダイヤモンドボックスシート券も
用意されています。こちらは試合の各日50,000円。（先着順）
１８番ホールグリーンの目の前の豪華なシートで、豪華な食事を楽しみながら
試合観戦が行えます。

最終日６月２７日のチケットは、大人気で既にソールドアウトです。
ご注意ください。

続いて独占ライブ配信の情報です。
去年大好評だったインターネット中継ですが、
４チャンネルから、７チャンネルにグレードアップして、
今年はU-NEXTで独占ライブ配信が行われます。

トーナメント全体中継、注目ホール・練習場中継、
英語専門チャンネルなど７つのチャンネルで試合模様を
スタートから全組ホールアウトまで生中継！
ゴルフトーナメントの魅力を余すところなくお届けいたします。

4日間楽しめるライブ視聴チケットは2,200円です。
ライブの配信日程は、6月24日(木)から6月27日(日)まで。
また、試合後１週間はの逃し配信もあります。
U-NEXTですからテレビ画面での視聴も可能で、
迫力ある中継を今年は楽しめます。

もちろん、この番組でも最新の情報や選手情報を
お届けして行きますので、観戦の参考にしていただければと思います。

いよいよ今月６月２４日から開催のアース・モンダミンカップ！
今年は賞金総額３億円！優勝賞金５４００万円という
これまでにないビッグトーナメント！
テーマは、記憶に残る、心に残る、歴史の残る大会、
来週は、その歴史についてもご紹介します。

今週は先日行われたワールドレディースチャンピオンシップ
サロンパスカップの公式会見から
キム・ハヌルプロのインタビューをお届けしました。



キム・ハヌルプロは２０１７年のこの大会のチャンピオンです。
去年はコロナの影響で来日が遅れ、１０月から日本ツアーに復帰、
今シーズン１２試合を戦い、現在賞金ランキングは５８位となっています。

日本でも２つのメジャータイトルを持ち、
２０１６年のアース・モンダミンカップでは、４位タイと活躍。
同じ韓国出身のイボミプロが２勝している大会ということで、
「絶対タイトルを取りたい大会！」と語ってくれています。
今年のアース・モンダミンカップはギャラリーの皆さんをお迎えしての
大会となります。キム・ハヌルプロも華麗なプレイできっと
盛り上げてくれると思います。期待しましょう。



さて、女子プロゴルフといえば今は萌寧！
と言われるほど、稲見萌寧プロの勢いが止まりません。
先週の中京テレビブリジストンレディスオープンでも優勝。
今年になって１２戦中なんと５勝です。
その優勝の合間にも、３位タイ、２位タイなどもあり、
ほぼ毎試合優勝争いに絡んでいます。



（ワールドレディースチャンピオンシップサロンパスカップより）

勝率もすごいのですが、今回はある大記録も達成しています。
それが最少ストローク記録の更新です。初日にはなんと！
１３バーディーを記録して、国内ツアーの記録を更新しました。

その強さの秘密と言われているのが、パッティングの技術が向上。
ちなみに、パッティングの時にグローブをしたままが彼女の特徴。
グリップをダイレクトに感じたいとアプローチやパッティングは
グローブを外す人が多いが、それだと感覚が繊細になりすぎるということで
実行しているそうです。
入れようという気持ちが強すぎて、手に力が入りすぎたり、
違和感がある人は、稲見萌寧プロを見習ってもいいかもしれません。

この優勝で今シーズンの賞金獲得額が１億２５００万を超えて２位に浮上。
世界ランキングも古江彩佳プロ、渋野日向子プロを抜いて２位に浮上しました。
ただ、「これで満足はしない！自分でまた記録を更新したい！」とコメント。
バーディーへの飽くなき思いで、今期あと何勝するか！？
もう予想もつきません。

さて、６月２４日から行われるアース・モンダミンカップの
主催者推薦予選会が、本戦会場となる
カメリアヒルズカントリークラブで行われました。


（こちらは今年改修が完了した１６番ホール）

出場権を持たない選手を対象に行われる選考会で、
今回は参加者がなんと94名と、とても厳しい競争のなか、
上位14名の選手が本戦出場を決めました。
トップは５アンダーの青山加織プロ。



続いて４アンダーで２位タイなったのが、
権藤可恋プロと大城美南海プロです。



大城美南海プロは１９９５年生まれの沖縄県の出身。
プロ入りは２０１４年です。
ここ数年はステップアップツアーを中心に出場していましたが、
今回レギュラーツアーでも是非、いい結果を出して欲しいと思います。

では、アース・モンダミンカップに登場する
１４名の主催者推薦選考会の突破選手をご紹介しましょう！

青山加織、大城美南海、権藤可恋、小倉ひまわり、小野祐夢
久保啓子、倉田珠里亜、江澤亜弥、鬼頭さくら、森井あやめ
山内日菜子、山本景子、小竹莉乃、佐伯朱音
以上、１４名となっています。

６月２４日から千葉県カメリアヒルズカントリークラブで行われます、
アース・モンダミンカップ。
今回はギャラリーの入場も予定されているほか、
いろいろ楽しくて興味深い試みも行われる予定です。
この番組で随時詳しくお伝えしていきます。
ご期待ください！

先日のワールドレディースチャンピオンシップの後、
リラキングが行われました。そのリランキングで上位進出を果たしたのが
堀琴音プロです。




堀琴音プロは１９９６年３月生まれ、徳島県出身。
お姉さんは、堀奈津佳プロです。
２０１４年には１０代でステップアップツアー優勝という快挙を成し遂げ、
２０１６年と１７年はツアーの顔とも言える大活躍を見せていましたが、
２０１８年と１９年はシードを落としてしまいました。
しかし、今年になって最初の試合、ダイキンオーキッドで５４位タイとなると、
明治安田生命レディースで８位タイ、続く熊本でも６位タイ、
パナソニックオープンレディスでは１２位タイと、
レギュラーツアーで実力を発揮してきました。

熊本で６位タイなった翌日には、OKトーナメントの会場、
千葉県のカメリアヒルズカントリークラブに元気に登場！
試合や移動の疲れも見せず優勝争いを繰り広げました。

インタビューでは、「好成績こそが次のパワーに繋がる！」
と言っていましたが、実は彼女はOKトーナメントが行われた
カメリアヒルズカントリークラブを得意にしていて、
２０１６年には優勝争いして４位タイ、翌年は４位となっています。




QTで上位進出したことで、試合のスケジュールも組みやすくなって、
心理的にも体力的にも充実して、６月のアース・モンダミンカップを迎えることに
なると思います。得意のコースで不死鳥のような復活劇を期待しましょう

さて、堀琴音プロと同じく、今回のリランキングで上位進出を果たした選手をご紹介しましょう。




まず、臼井麗香プロは３７位から１３位。





田辺ひかりプロも４６位から５位に躍進。




鶴岡果恋プロは４２位から２５位。

そして、なんといっても注目は１００位以上だった何人かが、

大きく順位を上げてきているところです。

山路晶プロは１０７位から２３位。宮田成華プロは１８５位から３１位。

林菜乃子プロは１０１位から３２位。堀琴音プロは１６４位から３７位。




金田久美子プロは１１３位から４３位となっています。

この順位、６月のアース・モンダミンカップ後にまた見直されますが、
それまでの試合で、このQTランキング上位進出選手に注目です。

さて、現在２０２０年度のプロテスト が行われていますが、
９月から行われる２０２１年度のプロテスト にチャレンジするのが
有本花怜選手です。





有本花怜選手にもOKトーナメントでインタビューさせていただきました。
中学時代からアメリカにゴルフ留学、最初は１年ほどで帰国予定でしたが、
１０年をアメリカで過ごし、２年ほど前に帰国、
現在は日本でのプロを目指しています。

英語が得意で個性的なバックグラウンドを持つ、
とっても魅力的な女子ゴルファーです。
プロテストの結果も注目したいと思います。

女子プロゴルフツアーは先週、茨城ゴルフ倶楽部を舞台に、
注目のメジャー大会が開催されました。
ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップです。
優勝はもうご存知ですね！西村優菜プロです。


２年前のこの大会では、渋野日向子プロがいきなり初メジャー制覇！
大きな話題となりましたが、今回は２０００年以降生まれの
初めてのメジャーチャンピオンの誕生です。

西村優菜プロは２０００年８月４日生まれ、大阪府出身。
プロテスト合格は２０１９年、ツアー２年目。
ルーキーイヤーの去年、樋口久子　三菱電機レディスゴルフトーナメントで
すでに１勝を挙げています。

そんなに若くしてメジャーを勝つパワーはどこから！？
と思わせるほど、小柄で優しそうな笑顔が魅力的です。



ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ。
まず、４日間を振り返ると、初日は笠りつ子プロ。



２日目は上田桃子プロが好スコアを出して、
予選ラウンドはベテランが盛り上げました。


そして、決勝ラウンド初日、ムービングサタデーは
高橋彩華プロが２位に３打差をつけて首位に立ちます。



最終日最終組の組み合わせは、その１２アンダー首位の高橋彩華プロ、
続く９アンダーの大里桃子プロ、西村優菜プロの３人となりました。

首位の高橋彩華プロがスコアをなかなか伸ばせない中、
西村優菜プロが追い上げを見せ、優勝の行方はバックナインに！
西村優菜プロは、このバックナインで３つのバーディーを奪い１４アンダー。
２位に３打差を付けて優勝を果たしました。



本当に見応えがありました、最終組３人のラウンド。
高橋彩華プロも大里桃子プロも残念だったとは思いますが、
若い３選手の名勝負は、メジャーの舞台にふさわしい戦いでした。

優勝を飾った西村優菜プロの強さの秘密が、冷静かつ目標に向かって
ゴルフをマネージメントする技術とメンタルです。
今年は特にショートゲームを磨き、パッティングも強化、
もともとショットには定評がありましたが、
グリーン周りの安定感がこの勝利につながりました。



優勝を飾った５月９日日曜日は「母の日」。
優勝インタビューはいつもと変わらず淡々とした雰囲気でしたが、
いつもサポートをしてくれているお母さんの話になった時には、
涙ぐむ表情見られました。



西村優菜プロはメジャー初制覇。通算2勝目。
２位タイには３打差で大里桃子プロ、稲見萌寧プロ、臼井麗香プロの３人。
５位タイには高橋彩華プロが入っています。

今回のメジャーは、黄金世代とそれに続く若いプロが上位を占めました。
ただ、それぞれのプレイを見ると、みんな堂々としていて、
マネージメントがしっかりしていて、素晴らしいゴルフを見せています。

いよいよ６月にはこのメジャーを上回る賞金額のアース・モンダミンカップが
控えています。今度は、この試合のどの上位選手が勝つか！？
メジャー以上の盛り上がりが、確実に期待できます。