三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.08.08

世界トップレベルの企業を目指して

前田裕二
SHOWROOM株式会社
代表
前田裕二
コントロール出来る部分に意識を裂くことが大事

今回も先週の引き続き、
SHOWROOM株式会社代表 前田裕二さんにお越しいただきました。
前田さんは、1987年東京生まれ。大学を卒業後、外資家投資銀行に就職。
その後、DeNAに入社し、
2013年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げます。
2015年にはこの事業をスピンオフする形で、SHOWROOM株式会社を設立。
このSHOWROOMのiPhoneアプリは現在、
エンタメ部門でトップの売上を誇っています。

誰でも自分の表現をライブ配信できる仮想ライブ空間。
ギフティングという投げ銭システムであらたなサービスを考案し、
現在登録者数が200万人。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けるSHOWROOMですが、
今後の目指しているのはどんなところなのか?伺いました。

「2つあって、一つは国内の話で、もう一つはグローバルな話なんですが、
 国内の話で言うと、SHOWROOMはアイドルや声優の方々など、
 サブカルチャー的な人が使うイメージが強いのですが、
 これを一般化していくということを今、やっています。具体的には、
 女性のコンテンツが多いので、今は男性のユーザーが多いのですが、
 それを逆に広げていくこと。男性コンテンツが広がれば女性ユーザーにも
 広がるということで取り組んでいます。
 さらには、想像していないようなジャンルの方に広げていくこともしていて、
 例えば、政治家の人が自分の政策ポリシーを話して献金できたり、
 あるいは起業家が起業アイデアをぶつけたら、
 そこで資本をもらって原資にして会社をつくれるかもしれない。
 もちろん法律面でクリアしなきゃいけないことは多いのですが、
 何か目標を持って頑張っている人が、
 ファンや支持を集めて夢をかなえる場所を目指しています。

 グローバルな面で言うと、日本から世界一の企業があまり出てないので、
 僕らの世代で日本初で世界一の企業をつくりたいと思っています。
 色んな尺度があると思いますが、単純に時価総額や売り上げでいうと
 世界のトップの50兆円くらいの規模を目指しています。
 そうなると、市場性がある分野じゃなきゃいけなくて、
 ライブ配信市場は伸びていくジャンルだと思っているので、
 そうした市場性の高い分野においてナンバーワンを取ると自然に世界一になる
 と思うので、それが野望というか見据えているビジョンです。」

SHOWROOMはまさに、今の時代に「人の心をつかむためには」を
考えるヒントになるサービス。
前田さんご自身が、人の心をつかむ、人を動かす上で大切だと思うことを伺いました。

「いちばん大事なのは、人を好きになる技術だと思っています。
 就職した銀行に尊敬していた上司の方がいて、
 内定者の時に、知識を早く身につけたいと思って、何をしたらいいか聞いたら、
 勉強はいらないと。とにかくアシスタントのおばちゃんとかとランチに行って好かれろ
 という課題をもらって、好かれる努力をしました。
 好かれるというのは、人の気持ちなのでコントロールできませんが、
 好きになるのは自分の気持なのでコントロールできます。
 なので、人の心をつかむというのは、
 まずは自分の心を操作しないと心をつかめないと思っています。
 ビジネスでもコントロール出来る部分に意識を裂くことが大事だと思います。」

大事なことは、どこに自分のベクトルが、コンパスがあるかとも語る前田さん。
見据える先には世界トップレベルの企業になるという目標が、
しっかりと見えていました。
SHOWROOMの快進撃はこれからもまだまだ続きそうです。

前田さん、ありがとうございました。

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