三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.11.07

「考える」から「感じる」へ

山田博
株式会社 森へ
代表
山田博
森の中で自分を見つめ直す大切さ

今週、スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社 森へ 代表 山田博さん。
山田さんは、1964年 東京生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートに入社し
人材採用、採用広告・教育研修の企画営などの仕事を経験。
その中で、「コーチング」という人材教育のスキルを知り、自ら習得。
これをきっかけに会社を辞職し独立。
2006年から自然の中で自分を見つめるワークショップ、
「森のリトリート」をスタートし、2011年に株式会社森へ を設立、
現在に至ります。

まずは、気になる「森のリトリート」、
どんなワークショップなのか教えていただきました。

「リトリートは、英語で「徹底する」「(修行のために)こもる」
 という意味があるんですが、平たく言うと、
 日常を離れて自分を見つめ直していくという意味です。
 これを経営者や、経営幹部のリーダー向けに行っていて、
 2泊3日が基本形になっています。スケジュールはあってないようで、
 研修的なものではなくて、とにかく森にいる時間が長いんです。
 簡単に言うと森の中で一人でじっとしている時間と、
 参加した人たちで集まって焚き火の前で会話をする、これが2泊3日繰り返されます。
 人数は、最大6人。焚き火の前でヒソヒソ喋れる人数で行います。
 まず、一緒に森に入るんですが、そこから森の中で自分の好きな場所を見つけて、
 2〜3時間、一人っきりでその場所に居てもらいます。
 スマホや時計は回収するので、初日はやることがありません。
 周りを見回したり、仕事のことを考えたりするんですが、
 そのうちあまりにも暇でそのことも飽きてしまいます。
 次第に、考えるというよりも感じるということが強くなってきて、
 そうすると、いよいよリトリートっぽくなってきます。」

どんな効果があるのか、一見すると全く分かりませんが、
実際に参加された方は、普段会議では出てこないような
本音や悩みを打ち明けられたり、本質的な領域に話が及んでいくといいます。
しかし、最初は多くの人に理解を得られなかったそうです。


「説明してもなんのことか分からないんです。震災の年に会社作ったんですが、
 その当時は、『森に行きませんか?』と言うと『何言ってんの?』と。
 それを理解してもらうのは大変でした。
 ただ、ここ数年で変わってきて、『森に行きませんか?』と言うと
 『面白いね!』という人が増えてきました。
 人間って元々動物なので自然の中で生きるのが普通の姿なので、
 考えすぎていた時代から感じる、本能とかそういうものを取り戻したい
 という人が増えているんではないですかね。
 感じるというモードから、もう一回ビジネスを見返してみると、
 アイデアとかインスピレーションが沸くんですよね。」

来週も株式会社 森へ 代表 山田博のさんのインタビューお届けします。
お楽しみに!
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