三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2018.04.03

チームスポーツで教育に貢献

鈴木良和
株式会社ERUTLUC
代表
鈴木良和
子供たちは身近な大人から学ぶ!

先週に続いてスタジオにお越し頂いたのは、
株式会社ERUTLUC代表、鈴木良和さん。
鈴木さんは、1979年、東京都生まれ。
学生時代に教員やバスケットボールの指導者を目指し、
大学院時代に、ふとしたきっかけで「バスケットボールの家庭教師」という
アイデアに着目。2002年に株式会社エルトラックを設立します。
現在では、バスケットボールのスクールなどを年間およそ6000件以上実施。

昔と今のバスケットボールを取り巻く環境の違いについて伺いました。      

「子供たちはマネから技術を覚えるので、
 NBA選手の映像を簡単に見ることができる環境はすごく大きいと思います。
 なので、僕達の小中学生の時に比べて遥かにテクニック持っています。
 指導も代表的なことでいうと、反復練習のしすぎも注意が必要だと言われていて、
 バスケットボールやサッカーのような対人スポーツは、
 状況に対応して技術を使い分けなきゃいけないんです。
 陸上や器械体操は、反復してスキルが上がりますが、
 バスケットボールは一つの技術を反復しすぎると、
 状況に対応する能力が上がらなかったりするので、
 色んな状況によって技術を使い分ける反復練習をしないといけない。
 そういう風に、昔と比べて指導法も変わってきてますね。
 子供の頃にいろんな体の選択肢を用意するというのが、
 技術指導では大事になりますね。精神的な面で言うと、
 昔でいうと厳しくガンガン追い込んでっていうところが、
 子供たちのメンタルも変わってきているので、いかにやる気を引き出すのか、
 その気にさせらるのかというのも指導者の力の見せ所になってますね。」

バスケットボールを教わる人、教える人、両方を育てているエルトラック。
今後のビジョンについて伺いました。

「チームスポーツだからこそ出来ることで、
 教育に貢献するというミッションを掲げています。
 昔って子供たちの周りには身近な大人がいたと思うんですが、
 それが今、減ってきているんですね。
 教育って、身近な大人の模倣から学ぶらしいんですが、
 ということはやっぱり子供たちの周りに、どれだけ魅力的な大人がいるかが大事で、
 スポーツってそういうコミュニティになりうると思っています。
 僕達の現場は、家庭で生活費とか払い終わって、
 残ったお金を何に使うかっていうところで、
 今は、学習塾に行くパターンが多いんですが、
 そこはコミュニティというより勉強の目的だと思うんです。
 だけど、近い未来、AIとかが発展してきたら、勉強してきた能力よりも、
 コミュニュケーション力やクリエイティビティがあるとか、そういった要素が重要で、
 スポーツの現場も子供たちにとって重要な、魅力的な場所になると思うんですね。
 そういうところを社会や、家庭に訴えていければと思っています。
 まさに魅力的なコーチを増やすことが、
 子供が真似したいと思うような大人を育てるということですね。」


株式会社ERUTLUC代表、鈴木良和さんのインタビューお届けしました。
鈴木さん、ありがとうございました。
  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP