三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2018.04.17

チャレンジする人がもっと増える社会に

大久保幸世
創業手帳株式会社
代表
大久保幸世
臆せずチャレンジすることが大事

先週に続いてスタジオにお越し頂いたのは、
創業手帳株式会社 代表、大久保幸世さん。
1978年神奈川県生まれ。大学を卒業後、外資系保険会社に入社。
株式会社ライブドアを経て、
株式会社メイクショップ(現GMOメイクショップ)の役員となり、
その後2014年に起業。起業に必要なノウハウをまとめた「創業手帳」を創刊し、
注目を集めています。そして実はこの創業手帳という冊子は、
最近起業した経営者なら「ほぼ全員知っている」ほどの認知度となっています。

会社を起こそうという人のハードルを下げて、
会社が一番苦しい創業当時を乗り切るノウハウを伝える創業手帳株式会社。
この先のビジョンについて伺いました。     

「今、我々は会社の母子手帳、創業手帳を
 毎月1万5000社の人にこの本を届けて、サポートしています。
 新しい会社は毎月、1万社出来ていて、
 起業前の方に役所とかでも配っているので、合わせて1万5000社。
 1万社出来ても、1万社よりもちょっと多いくらいの会社が倒産しています。
 ただ、潰れると言っても、少しお休みしたりとか、
 あまり重く捉えすぎない方がいいかと思います。
 会社をつくる、そして軌道に乗せるのは大変なので、
 起業家に無駄な手間がかかるのは誰の得にもなっていないので、
 それを情報として提供しようというのが、
 創業手帳がやっていきたいことですね。 
 あとは、会社はだんだん大きくなってくると
 人を採用したり、資金調達をしたりいろんなニーズが出てきます。
 なので、会社のゆりかごから天国までではないですが、
 だんだんステップアップしてくサービスもどんどん出していこうと思っています。」

では、実際に日本の起業の状況はどんなものなのか、伺いました。

「日本は、起業しない人が圧倒的に多いです。
 これは起業家にとっていいこと、つまり競争相手が少ない。
 アメリカや中国では起業したい人がいっぱいいるので、
 それに比べると起業したい人がちゃんと起業できる率が高い。
 今がチャンスだと思います。」

では、企業で気をつけなくてはいけないことはどんなことなのでしょうか?

「まずは、お金、資金調達もそうですし、あとはいろんな手続きですね。
 当たり前の請求書を出すのも意外に経験しないと面倒くさかったり…
 なので、起業って今までプロフェッショナルとして自分の仕事をしていた人が、
 全部やらなきゃいけない、事業もつくらなきゃいけない。
 そういう環境に達しますので、穴があるとそれだけでうまくいかない。
 穴をなくすことと、強みを伸ばしていく、これが一番重要だと思いますね。
 日本で起業する年齢が一番多いのが、30歳。
 次が40代、最近は20代の起業も増えています。起業は経験の要素もあるので、
 営業をしたことがあったり、その業界で働いたことがある方が有利ですが、
 それ以上に若さや、起業した後の持ち時間は若い人の方があるので、
 いいかと思います。」

さらに大久保さんは、起業で成功する人には共通点があるといいます。

「共通点でいうと、スピードといいますが、開店が早い人。
 これは、頭の善し悪しではなくて、
 まずトライして、そこで気がついて、すぐ軌道修正するということ。
 トライして直す回数が多いほうが、成功する可能性が高いと思います。」

最後に、大久保さんの今後の夢について伺いました。

「人はなんでも始める時、無駄が多い。それから、非常に大変。
 しかも一回しかやらないので経験を全部捨ててします。
 そういうことで困っていたり、大変だったりするので、
 最初にトライする人がうまくいく、
 そして、チャレンジする人がもっと増えると、
 世の中にそういう仕組をつくっていきたいと思います。」

創業手帳株式会社 代表、大久保幸世さんのインタビューお届けしました。
大久保さん、ありがとうございました。
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