三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2019.02.12

AIが人の言葉を理解する社会

小野寺隆
ベルズシステム株式会社
代表取締役
小野寺隆
AIで働き方改革も!

先週に続いてスタジオにお越し頂いたのは、
ベルズシステム株式会社 代表取締役 小野寺隆さん。
1973年生まれ。少年時代から起業家を目指していたという小野寺さんは、
九州大学を卒業後、地元・福岡県のベンチャー企業に就職。
しかしその会社を半年で退社。新聞配達や家庭教師などのアルバイトを経て、
2001年にベルズシステムを創業。現在、ベルズシステムは、
AI・人工知能を活用したサービス「ロアンナ」で注目を集めています。

今回はまず、リスナーの
「高齢で一人暮らしの方とV Tuberを繋げるビジネス」
というアイデアについて伺いました。

「全然可能だと思いますね。
 要は、開発のコストが回収できるかって問題なんですね。
 例えば、我々が夢中になってやっている社内のFAQを答えるってのは、
 別に音声でやらなくていい会社もいっぱいあるんです。
 社内でやるのはパソコンがあるので、
 パソコンでやれば文字があるのでいらないとかですね、
 そしたらわざわざコストかけて音声認識を使わなかったりとか、
 あと例えばキャラクターである必要なければ、
 キャラクターの開発をしなかったりとか、
 そこがビジネスとしてどこまでのサービスにするかっていうところと、
 それに対して開発コストと、回収モデルがきちんとできていれば、
 こういったものは、どんどんそこにハマって
 色んなものができてくるかなぁと思います。」

そして、気になるのが人工知能が我々の生活に与える影響です。
企業の働き方改革にもつながっていくのでしょうか?

「今、実際にに取り組んでいるんですが、完全につながっていくと思います。
 例えばですね、コールセンターなんかでいうと、
 今までは問い合わせがあった時に、今までだと人間に聞いていたことが、
 自動的にホームページなんか見て、解決しちゃうわけですね。
 そうすると、電話がかかってくる本数が減ってくるわけですよ。
 そしたら、今まで人間がやっていた仕事が
 減っていってしまうわけなんですけど、ただ、提携反復業務を
 自動化するっていうことをテーマにやっているんですけれども、
 その部分は、自動化してAIとかロボットとかやってくれる領域になって、
 人間の方は、そういった単純作業ではできない所による時間が
 使えるようなるので、あとその時間の短縮によって、
 早く帰ることができるかもしれないし、
 余った時間で別のことができるなるかもしれないし、
 ってことで、完全に働き方改革につながっていくだろうって思ってます。」

逆にAIが我々の仕事を奪うという点についても伺いました。

「今やってる事でいえば、
 奪っていく側面もちろんあると思うんですけど、
 ただ、人手不足が予測される今の日本社会は、
 そういったところこそAIにさせてしまって、
 で、もっとやらなければいけないところに、
 時間がより割けることになるので、
 ここは僕は良い変化だと思っています。」

そんな中で、これからの社会人に求められる能力とは?

「その人間の仕事とAIの仕事の区別っていうのは、
 だいぶ見えてきたんですけど、人間の仕事っていうのは、
 想像することと、単純化すること。
 そもそも、これっているのかとか、単純化することと、
 単純化したことをルール化すること。
 ルール化したことを、あとはAIとかロボットに
 これやっといてというとやっておいてくれるんですね。
 だから、これから人間に求められるのは、想像することと、
 単純化したり、ルール化したり、
 そういった能力が求められるなると思ってます。」

最後に、ベルズシステムの今後のビジョンについて伺いました。

「今は我々の中で掲げている理念というかテーマというが、
 『AIが人の言葉を理解する社会』。
 今は、社内のFAQに答えたりとかが多いんですが、
 色んな所でAIが勝手に答えてくれるっていうのができると思うんですよね。
 ロアンナの本質的なところでいうと、
 人間が何て言っているか理解するところなので、
 それを理解することによって、何かを実行したりとか、
 何かのアクションに繋げたりとか、もしくは、
 何ていっている言ってるかっていうのを、
 例えば、アンケートのフリーワードに入れたアンケートを
 自動的に集計するとか、そういったものの自動化だったりとか、
 分析、数値化が可能になってくると思っています。」

ベルズシステム株式会社 代表取締役 小野寺隆さんにお話を伺いました。
ありがとうございました!
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