三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2022.01.11

お金=かっこいいというイメージに

株式会社ABCash Technologies
代表取締役社長
児玉隆洋さん
金融教育サービスを提供している会社


ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは、金融教育ベンチャーの
株式会社ABCash Technologies、代表取締役社長の児玉隆洋さんです。

よろしくお願いします。
児玉隆洋(こだま・たかひろ)さんは、大学卒業後、サイバーエージェントに入社。2018年、ファイナンシャル リテラシーの必要性を強く感じ、
株式会社ABCash Technologiesを設立されています。

今週は、ABCash Technologiesの主な事業について伺っていきます。
ABCash というお金のトレーニングスタジオを展開されてますけど、これはどういったスタジオでしょうか。


「ABCashは、金融教育のサービスになります。
コロナの前は、金融教育を対面形で提供していたんですが、コロナの発生した後は金融教育をオンラインで提供してます。
3ヶ月でお金に強くなるというコンセプトをベースにして、
金融の知識や考え方を3ヶ月でみっちり学習できるような、そういうプログラムになっております。」


お金についての勉強は、学校でも今現在はまだ教えてくれないですから、
そういう意味では学びたいって人多いと思いますが、具体的にどういった形で教えてくれるのでしょうか。


「特徴的なところとしては、マンツーマンで金融教育を学習できるというところが特徴的なところです。
もう一つが、中立性と弊社は呼んでいるんですけれども、
金融商品を販売することなく、金融リテラシーを中立的かつ網羅的に伝えていくというところを、
サービスのコンセプトにしていますので、
投資商品だったり、住宅ローン・保険、そういう商品を販売しないという感じになってます。」


なるほど、金融の授業って聞くと、授業を受けた後に”じゃあうちの商品買ってみましょうか”という流れにはならず、
純粋に金融に対する知識とか教養を増やすお手伝いをするっていうことですよね。

こういったご時世ですけども、オンラインでも受講することができるんですか?


「今、99%以上の方がオンラインで受講されてます。」


このABCash利用される方はどんな方が多いですか?


「今はミレニアル世代の女性がほとんどで、
コロナの前、対面だった時には東京近郊の方がほとんどだったんですが、
コロナ後にオンライン化してからは、全国の方に受けて頂いております。」


それこそ、お仕事がコロナの影響で大変だった方もたくさんいらっしゃると思います。
今でも大変な方いらっしゃると思いますが、
何かやっぱりお金の糸口、新しい方向を見つけたいと模索してる方にも、すごく相性がいいのかなと思いました。
皆さんどういった想いで受講を希望されてるのですか?


「自分一人だと貯金をしたいのにお金が貯まらないだったりとか、
投資だったり資産運用に興味はあるけど、一歩踏み出せないという方が多いですね。」


実際受けた人の感想はどうですか?


「ほとんどの方が投資家としてデビューしてる方が多いです。
やっぱり自分に合った資産運用だったり、投資の方法が見つかると言う声を多く頂いていて、
金融教育、お金のリテラシーっていうのは車の運転免許と近いようなものでして、スキルを身につけずに車を運転してしまうと事故になる確率も高いので、
しっかりスキルをつけてから自分にあった投資だったり資産運用、そして貯金の体質に変わっていくという方が多いですね。」


リモートでも受けられるっていう風にお話ししてましたけど、
コロナの影響はありましたか?


「そうですね、コロナの影響でリモートの受講になって、結果的には創業以来過去最高の受講生数いったのですが、
2020年にコロナが発生して、リモートに切り替えたタイミングだと、
相当苦しくて、一気に受講生も落ち込んで、業績落ち込んで、本当に暗闇の中でみんなで模索しながらチャレンジしました。」


そもそも、お金のことを教える教室は日本にあったのですか?

「ほとんどなかったです。
ただ、ニューヨークだとファイナンシャルジムというところがあり、お金の知識をつけることが当たり前の習慣としてあります。」

日本にあまりない中始めた時は大変だったんじゃないですか?

「ファイナンシャルジムはニューヨークで結構需要あるという情報もあったので、それでスタートしたとこもあるんですが、
最初始めた時は全然生徒さんも来てくれなくて、金も底を尽きそうで、倒産寸前ぐらいまで行って、
眠れない夜を過ごしてたってところあるんですが、
お金=汚いのような日本の価値観をどうアップデートするかを取り組んできたんですが、
お金=かっこいい、お金のことを勉強したりスキルをつけるのが当たり前でかっこいいという文化を作っていきたいという観点で、
すごいスタイリッシュなスタジオ、あとはブランドアンバサダーにローラさんにも入ってもらって、そういうスタイリッシュなブランドを作っていくっていう方向転換をみんなで決めて取り組んでから、なんとか節目が変わってきたというところがあります。」



社員の方の不安などはどうカバーしてたんですか?


「まずは、こういう時に経営者チームが不安を感じさせないように振る舞うっていうのがひとつあったんですけど、
あと、弊社でというと人材投資という戦略をとっていて、社員の育成をめちゃめちゃ苦しくて業績悪い時でもやめなかったってところはひとつあります。
社員同士の懇親会だったりとか、社員みんなでミッションステートメントを決めるような取り組みだったりとか、そういうことをずっと続けていきながら、
なんとかみんなで乗り切りました。」


「結局、人が価値を生み出して提供していくので、社員がどれだけ毎日楽しく働いていける環境を作れるかっていうところが、
大事だなっていう風に思ってます。」


なぜ、それだけお金のトレーニングにこだわったのですか?

「元々やっぱり日本は、海外と比べて金融教育はすごく遅れていて、海外だと高校生から金融教育したりするんですけれども、
日本だとそこが遅れているという所に課題感がそもそもあったというところと、
お金の不安が大きいと、将来に対してポジティブに考えられなかったりとかがあるので、そ
れを無くすようなサービスを作りたいというところでお金をトレーニングを作りました。」



最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えて下さい。



「いくつかあるのですが、1番大きいのが資金調達です。
コロナがあったりとか、マーケットの環境もあったりして、なかなか資金調達がうまくいかない時期も多く、
去年だと大型のオフィスを仕掛けたり、組織も2倍に社員増やしたり、
大型のプロモーションしたので、結構キャッシュアウトが大きくて、
今そういう中で、どう投資家の方に信じてもらって資金を集めるかが1番のハードルでしたね。」

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