ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、アルプ株式会社 代表取締役CEOの伊藤浩樹さんです。
伊藤浩樹（いとう・ひろき）さんは、1986年生まれ。
東京大学を卒業後、2008年にモルガンスタンレーに入社、
ボストンコンサルティンググループを経て、2013年にピクシブに入社されます。
2017年にピクシブの代表取締役社長兼CEOに就任。
2018年8月にアルプを設立されています。

まずは、アルプという会社名の由来を教えて下さい。

「趣味で登山が趣味でして、昔はよく槍ヶ岳とかアルプス登っていたのですが、
最初に会社を登記するときにとにかく何か名前つけなきゃいけないということで、
あで始まる一番上に行きやすいものないかなと考えた時に、
アルプスがあるということで、
いい名前だなと思ってまず最初につけたらそのままずっと残っています。」


アルプはサブスクリプションビジネス管理ソフトを
提供されているということですが
まずどんな課題を踏まえて、ソフトを作ったのですか？

「『Scalebase』というソフトなのですが、
サブスクリプションビジネスの裏側には様々な課題があります。
だれに毎月どういう請求をするのかとかそれぞれどういう決済手段なのか、
それがどんどんお客さん単位で複雑になっていて、
裏のオペレーションでかなり逼迫されてる現場がございまして、
それを解決していきたいなという思いで作った、ソフトになります。」

ソフトについてもっと具体的に教えていただけますか。

「プライシング設計・商品管理・顧客管理・契約管理・請求管理・指標分析・前受金管理・仕訳作成など業務オペレーションが一元管理できることで業務負荷を低減し、継続収益ビジネスの自由度をあげ、収益成長を支援などを行なっています。」

ソフトを使うと何ができるんですか？

「割引や支払条件など、個別の販売条件を管理できる
複数商材や従量課金も自動で金額を算出、正しい請求金額が管理できる
契約を時系列で保持しているので、更新・アップセルの履歴もすべて管理できる
各種請求書発行サービスへの自動連携機能を標準で用意できます。」

「画面上から直感的に商品プラン・料金計算モデルの組合せや
定額・従量・多段階従量・使用量課金といった多様な料金計算モデルを標準機能で用意。
銀行振込・口座振替・クレジットカード決済など決済手段が混在していても
一元管理できます。
設定不要で一般的な重要指標・KPIをリアルタイムに把握でき、
契約を時系列で保持しているので、過去状況も把握できます。」


創業以来どのくらいの会社がこのソフトを導入されてますか？

「おかげさまで大変好評頂いていて、累計100社以上の今お客様に同意を頂いております。」

最後にここまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「我々が今向き合っているマーケットは非常に複雑かつ難解なオペレーションを汎用性高いソリューションで課題解決しますというような形ですが、
業務オペレーションは複雑なんですよね、それを常に取り入れながらソフトを作り続けるっていう事は、まず非常に難解なチャレンジです。
常にハードルを乗り越えて、すぐその目の前にまた別のハードルがあるみたいな感じです。」

アルプ株式会社の伊藤浩樹さんにお話を伺いました。
来週もよろしくお願いします。