三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2025.08.05

利便性を追及し社会貢献へ

株式会社INFLU
代表
水戸亮太
公式LINEを使ったECサイトが作れるサービスの運営


ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と先週のゲストは、株式会社INFLU代表の水戸亮太さんです。
水戸さんは、1989年、大阪のお生まれ。大学中退後、飲食店オーナーとしてビジネスをスタート。この店は廃業してしまいましたが、この経験をもとに中小規模の飲食店を応援すべく、株式会社INFLUを創業されています。
今週は主な事業内容をうかがいます。まず、『Lea = レア』というサービスを展開されていますが、これはどういったサービスでしょうか?

「『Lea = レア』は、公式LINEのアカウントを使って、ネットショップをその中で運営できるというサービスです。」

例えば、どんなお店があるんですか?

「ケーキ屋さんや町の理美容室さんなどが、LINEの友達追加してもらった後に、そこで商品を買っていただくという形で利用していただいています。」

おすすめのトリートメントやワックス、中華料理屋だったらギョーザなどを売ることができるということですね。このサービスはどのように使うんでしょうか?仕組みをぜひ詳しく教えてください。

「ショップさん側はLINEのアカウントを作っていただき、そこからLINE社さんの拡張機能を使い、ページからでもいいですし、『Lea = レア』という公式サイトから申し込みしていただいて、初期設定などして登録していただくと、商品を登録すれば、そこから販売スタートっていうふうにできます。」

お客さん側はそのお店の公式LINEの友達になっておけば、そのLINE上でお買い物ができるということですね。登録が簡単とのことですが、それ以外に『Lea = レア』の強みは何かありますか?

「店舗さんだったら、LINEの友達追加は来ていただいた方に追加していただければ、そこからその店の商品が購入できるということでリピーターさんの獲得はしやすいという特徴があります。」

お客さんに直接訴求しやすいというのは大きな強みですね。

「そうですね。実際、公式LINEってユーザーさんと1:1でコミュニケーションが取れるんですね。例えばこちらから配信を促し、配信をすることで販売促進ができたり、商品をカートに入れたけど買っていないという人らに対して、お買い物の催促を送れたりできるので、注文率がすごく高いんですよね。」

予約がLINEでできて楽なことに加え、店員さんと1:1でやり取りしながら商品購入まで行けちゃうっていうのはとてもいいですね。このサービスを知らないお店にぜひオススメしたいです。

「ありがとうございます。加えて、今でも全部注文をファックスで取っているというお店も結構いらっしゃるんですね。なので、電話注文やファックス注文、メール注文を全部LINEで一元管理することによって、便利なだけでなく業務負担の軽減もすることができます。」

人手不足と言われている昨今において、簡単にデータを管理できるというのは時代に合ってますよね。こちらのサービスの価格設定はいかがでしょうか?

「価格は月額3000円の利用料金で、加えて販売の決済手数料が5%ということで非常に始めやすいということでで利用していただいています。」

ホームページを自社で作るってなるとかなりお金がかかりますもんね。実際、どういったお店がこの『Lea = レア』を利用されているんですか?

「最近の事例だとリンゴ農家さんの事例があります。リンゴ農家さんが、農協などで取り扱えない規格のリンゴあったりして、去年だと、虫の被害で販売できなくなったり、暑さで規定の形にならなかったりした、味はおいしいリンゴが1.5トンぐらい廃棄されることになっってしまったときには、そのリンゴをLINEを使って販売することで売り上げに貢献できたできたという例があります。」

とても素敵な話ですね。

「他には、ケーキ屋さんの例もあります。ケーキ屋さんが一番売れるのって、クリスマスだと思うんですが、大抵の場合、お金を払った後、購入した証の紙を渡され、後日それをお店の人に渡しケーキを受け取るといった手順で購入すると思うのですが、このサービスを利用すると、LINEで事前注文ができて、その後の受け渡しがスムーズという理由で利用していただいています。」

話を聞くだけでも便利そうな『Lea = レア』なんですが、このサービスは元々譲渡されたものなんですね。

「2022年にオンラインサロンの懇親会で、公式LINEの『Lea = レア』を開発されていた兵頭さんという方がいらっしゃって、僕はもともとLINE公式アカウントの構築を自社でやっていまして、兵頭さんがやっていたことに興味があったんですよね。自社のサービスを作って展開するといったところで、兵頭さんのお話を聞いて意気投合し、これはもう飲食店などの店舗さんで、いろいろな形で使われるんじゃないかっていうところで、『Lea = レア』を譲渡していただいてスタートしたというきっかけがあります。」

そのシステムを見たときに可能性を感じたわけですね。
現在、サービスを利用されている店舗さんもたくさんあるかと思うんですが、お店からのフィードバックってあったりするんですか?

「実際に利用者さんの声をいただきながら、それを反映させていただいています。」

こういう機能があったらいいのにという利用者の意見も取り入れて、どんどん改善していってるんですね。
そして、最新のサービスとして、AIのサービスがあると伺ったんですがこれはどんなサービスなんですか?

「今だと、機能的に言うと会社内のグループチャットなどにAIのBotが入り、会話を分析するようなAIサービスを試験的に導入しています。元々僕がスタートアップの企業を運営する中でマネジメントがかなり大変だったんです。グループチャットがプロジェクトごとにたくさん出てくると、返信漏れが出てきていたんです。そういったものをAIが検知して、「そこの連絡漏れてるよ」というような形で通知してくれます。」

とても便利ですね。これは学生さんなんかでも利用できるんですか?

「できますね。利用方法でいうと、わからないことをそのグループ内で聞けるのでAIをみんなで使える効果があります。例えば、僕らがLINEの扱い方がわからないとなった時、そこの部分のスクリーンショットを撮ってグループチャットに投げるだけでAIに聞くと答えてくれる、といった使い道があります。」

新たな学習に繋がりそうですね。
最後になりますが、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「僕は、学生時代から0からスタートしてから15年ぐらい経ちました。今、新しいサービスをいろいろ立ち上げていて、いろいな人に知ってもらうことにすごく苦労してきた中でようやく実績もでき、これからはリンゴ農家さんの事例のように、社会貢献していきたいなというふうに思っています。」

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