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2016.5.14 sat

開館以来初の大リニューアル! 日本科学未来館の魅力とは?(前編)

今回の取材先は、先月、開館以来の大リニューアルを遂げたばかりの日本科学未来館です。常設展示の約半分のエリアが刷新され、ますます興味深いコンテンツにバージョンアップされた未来館。いったいどんな魅力が詰まっているんでしょうか?

キャッチコピーは
「科学は、未来をどう変えるんだろう? 私たちは、未来に何ができるんだろう?」。

日本科学未来館のONGOINGについて、小宮山雄飛さんのリポートです!


■「問い」「考え」「アクション」

3Fと5Fの常設展入口に新しく設置された「ミライゲート」と「セカイゲート」。ベンチにもなる大型ディスプレイには、さまざまな「問い」「考え」「アクション」が現れます。例えば、「水に替わる物質はないのだろうか。」「気楽な“視聴”と化した映画体験はどこへ行くのか?」など。 ゲートをくぐる前に、ぼんやりした頭をキリッとさせてくれます。


↑記念撮影のスポットとしてもぴったり


■50年後の理想の地球を思い描く

50年後に暮らす子孫たちに、どんな地球を贈ることができるのでしょうか? 新展示「未来逆算思考」は、理想の未来を思い描き、そこから現在に向かってさかのぼるという思考法(バックキャスティング)を、ゲーム形式でアクティブに体験できる展示。雄飛さんが望んだ「芸術文化に満ちあふれた地球」は、果たしてゲームをクリアすることができたのでしょうか?


現在から未来に向かう時間軸を表すテーブルには起伏があり、目視できない箇所も
2016 (C) National Museum of Emerging Science and Innovation



理想の未来を送り出す。


■あなたならどう答えますか?

新展示「ノーベルQ - ノーベル賞受賞者たちからの問い」のコーナーでは、これまでに未来館を訪れたノーベル賞受賞者たちが記した「来館者にいつまでも考え続けてもらいたい問い」が展示されています。

ノーベル化学賞の田中耕一さんの問い「いつまでも好奇心を持ち続けるにはどうしたらいいのかな?」に対する小宮山雄飛さんの答えは「なるべくゆっくり。恋愛もゆっくり。手をつなぐまで2年かける」ということだそう。


■リニューアルのコンセプト

今年開館15周年を迎える日本科学未来館。今回のリニューアルは、科学技術の進展にあわせたアップデートだけでなく、これからの社会で科学技術が果たす役割や、科学的な考え方を促すこと。さらに来館して不思議に思ったことやアイデアを、それぞれが日常に持ち帰る「体験の継続」といったことがテーマになっているそうです。皆さんもぜひ新しい未来館に行って、新しい発見と刺激を受けとってみてください。


2016 (C) National Museum of Emerging Science and Innovation


本日のオンエア曲
Be Beautiful (feat. Luke Sital-Singh) / Aqualung
Split Spirit / METAFIVE