日曜アートサロン和錆  Every Sunday 6:00-6:30

この番組は、毎週さまざまなゲストをお迎えして、
アートと過ごす幸せなひと時について、お伺いします。

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TOKYO FM

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2019.02.03
アニメーション監督・演出家 長濱博史さん 「何も足さないし、引かない」
「日曜アートサロン 和錆」では、毎週さまざまなゲストをお迎えして
”アートと過ごす刺激的なひととき”について語っていただきます。

今週ゲストにお迎えしたのは、アニメーション監督・演出家の長濱博史さんです。

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【長濱博史】
1970年大分県生まれ。
1990年、マッドハウスに入社。「YAWARA!」などさまざまな作品に参加した後、フリーランスになる。
1996年に「少女革命ウテナ」のコンセプトデザインを担当し、以降はプリプロダクションとしての作品参加も増えていく。
2005年には「蟲師」にて初監督を務め、高い評価を得る。
東京国際アニメフェアでは第5回東京アニメアワードのテレビ部門にて優秀作品賞を受賞。
2013年の「惡の華」ではテレビアニメ初の全編ロトスコープを採用し話題になる。
そのほかの作品にOVA版「デトロイト・メタル・シティ」、スタン・リー原作のヒーローアニメ「THE REFRECTION」にて、共同原作と監督、キャラクター原案などをつとめる。



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原作があるものをアニメ化するのにあたり、長濱さんは「何も足さないし、引かない、ということを第一に考えてやっている」と、おっしゃっていました。

初めて「蟲師」を読んだとき、長濱さんは“30歳過ぎて、漫画を読んでびっくりすることはないだろう”と思っていたそうですが……読んだ時には、“なんだろう、これ?”と、まったく初めて読んだ感覚を覚えたそうなんです。

その時に思ったのが、“これをアニメにする。この作品を初監督にする”と、ご自身で強く決めたそうなんです。

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“自分の意図が入らないようにしたかった”と語る長濱さんは、原作者の漆原さんと、徹底的に打ち合わせをしていったそう。
すべてが漆原さんとの答え合わせで、今振り返ると「うるさかったと思う、本当に徹底的だったので」と、相当なこだわりがあったようなんです。漆原さんの答えを聞きつつ、ベストな選択をスタッフ全員でしていったとのこと。

当時、スタッフ同士で話していたのが「『これ、原作そのまま作ってるだけじゃん』って言わせたい、逆に文句を言われたい」と…それだけ、徹底的に忠実さを求めていたそうなんです。


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「あれは……」(蟲師オマージュ風)



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そして、ファンの方にはヨダレものの一品!
SAKIちゃんの興奮度はマックスでした(笑)


【ゲスト情報】

「TVアニメ『蟲師 続章』公式サイト」公式ホームページ

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