10月6日金曜日。
東京を始めとする関東地方は記録的な大雨となりました。
私は毎週金曜はニュース番組『FLOWERS』を担当していることもあって、
刻々と変わる雨の状況を、気象協会の方にお話を聞きながら
みなさんにお伝えしていたんですが・・・
TOKYO FMの7階にある生放送用のスタジオから見下ろす
皇居の緑が激しく揺さぶられ、重力の存在を忘れたかのような状態。
ビルの中にいても聞こえる、壁を激しく打ち付ける風雨の音に
さすがに恐怖心を感じました。
街中でも、壊れた傘の残骸が本当に沢山。
幸いなことに各地でそれほど大きな被害は出なかったようですが、
雨の脅威を感じるには十分だったと思います。


でも、都心部で生活をしていると、
雨⇒災害という考えに結びつく方は多くないのが現状でしょう・・・
そんな中で、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんは
私たちにこんな渇を入れるお話をしてくださいました。



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「まず、2つの数字を覚えておいてほしい!
 『時間雨量30ミリ』、『累積雨量100ミリ』の2つです!」


実は、この2つの数字を超えると、
豪雨災害がおきる危険が非常に高いんだそうです。
ニュースなどで数字は発表しているので、
次に大雨が降ったら、聞き耳を立てていてください!
もちろん、自分で、自分が住むエリアの雨の量を
こまめにチェックすることも大切です。


そして、渡辺さんはさらにこんなお話もしています。


「自分が住んでいる地域でも
水害の可能性はあると頭に入れておくべき。
床上浸水、がけ崩れ・・・場所によっては災害も違います。
自分の住む地域が水害に対してどう弱いか、
どんな災害が起こるのか。
自治体が作成している水害ハザードマップを見て
事前に把握しておくことが大切です」


都市部で、近くに大きな河川や山がないからと言って
イコール、雨に強い!という訳では決してない、んですよね。
水害ハザードマップ・・・ご存知ですか?
地図上に、何ミリ以上の雨が降ったら、
このエリアからこのエリアは
こんな災害が起きる、ということを
色の塗り訳などであらわしているものです。
誰でも、役所で見ることができるので是非確認してみてください。
たとえば、目黒区はこんな感じです。



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たとえば近くの崖がゆるんでいた、
たとえばマンションの一帯に水が流れ込んでいた・・・など、
今回の大雨で、自分の住む地域に思わぬ発見があったら、
それは、次はあなたの命に直結する問題となるかもしれません。
大雨が通り過ぎた今だからこそ、
あなたの周りの水害への備え、しっかり考えて下さいね!