1月17日で阪神淡路大震災から丸12年が経ちました。
この震災をめぐり亡くなった方は今年で6610人に上っています。
そんな阪神大震災をはじめとする、過去起きて、もう変えようの無い震災に
私たちがいまできることって何でしょうか・・・?
それはやはり、忘れないということだと思います。
 
そんな中、ある劇が1月21日(日)江戸川区で上演されます。
タイトルは 『阪神淡路大震災そして三宅島より メッセージ』。
これは江戸川区立 小岩2中と篠崎2中の生徒さん、
そして俳優・加藤大騎さんなどが出演して被災者達の思いを伝える劇です。
 
今回で3回目となったこの劇、
主催するのはボランティアグループ『ひまわりウェーブ』。
代表の坂本潤之輔さんにお話を伺ったところ、
坂本さんは最初は何度も劇を行なうつもりはなかったとの意外な答えが返ってきました。
 
では、なぜ今回で3回を数える劇になったのか・・・?
実は、第1回の上映後のアンケートで実際の阪神大震災の被災者から
『もう地震のことは忘れたかったが、
この劇を観て忘れちゃいけない、いつ災害が起きるか分からないと
みんなに伝えていかなくてはいけないと思った』と
意見をもらって、できる限り伝えていきたいと決意を新たにしたからなんだそうです。
劇に出る子供たちも、実際の阪神大震災は知らないけれど、
劇中で朗読する被災者のこどもたちの作文を通じて感じるものがあったようで、
練習中に泣く子が必ず出てしまう、とも坂本さんは教えてくださいました。
 
『いつ東京で災害が起きるかもしれない。
そのときに備え、命って本当に大切なもの
取り戻しがつかないものと分かってもらうきっかけを作れれば、
そして、そのときが来ても助け合える状況を常に持ってもらえるようになればと
願っています』
 
坂本さんの言葉です。
 
『阪神淡路大震災そして三宅島より メッセージ』
江戸川区の東部フレンドホールで
21日(日)午後2時と6時、2回上映され、入場は無料です。
防災、というと手間もかかるし・・・となんとなく備えをできずにいる方は、
自分が災害で決して失いたくない人と一緒に
このような劇を観にいって意識を新たにするというのも大切なことなのかもしれませんね。
コガも、特に旦那さんと子供がもしいたら、絶対に『一緒に』観にいきたいなと思いました。