3月25日に発生した、震度6強の能登半島地震。
実はまだ2ヶ月すら経っていないんですよね・・・
なんだか凄く前のことのようにも感じますし、
でも被災地は避難生活を送っている方もいて
まだまだ災害の傷跡が生々しく深いという感じもします。
 
そんな中。
大手旅行会社 近畿日本ツーリストが先日、
能登の復興を支援する旅行プランを発売して話題になっています。
この旅行プランの名称はずばり『ようこそ!いしかわ』!
旅行客が減ってしまっている、でも素晴らしい場所の多い
輪島などをめぐるプランなんですが、
でも、ええ!?とちょっと思ってしまいますよね。
能登では倒壊した建物も少なからずありましたし、
亡くなった方も。
そんな場所に、観光旅行!?
プランではツアー客1人当たり旅行代金から
100円集めるのと同時に、
もう100円を近畿日本ツーリストが上乗せして
合計200円、義援金として災害対策本部に
寄付もすることにもなっているのですが・・・
 
本当に、現地を訪れても邪魔にならないものなのでしょうか?!
 
この復興支援プランを組んだ近畿日本ツーリストの
松本佳恵(まつもと・よしみ)さんに、率直に伺ってみました。
 
 『私が一番驚いたのは、被災した翌日には
  営業を再開しているお店などが
  本当に多かったと言うことなんです』
 
松本さんはお話してくださいました。
 
 『近畿日本ツーリストでは、お客さんとは
  旅行商品を購入してくださる方、
  そして現地のホテルや旅館、観光業に携わる方、
  両方が大切なお客様さまで、
  そのどちらかが欠けても成り立たないと考えています。
  だからこそ、大切なお客様である石川の方々に
  私たちに何が出来るのかを考えて、このプランを作りました』
 
能登では観光業が大きな経済活動の一端を担っています。
でも、松本さんがお話してくださるには
いまでは石川県は特に観光施設や観光地を中心に
すっかり元の姿を取り戻しているにも関わらず、
やはり客足は圧倒的に遠のき、
地元の観光業に携わっている方々は
大きな打撃を受けているそうです。
 
現地を訪れて経済活動を行うと言うのは、
実は、災害の復興支援ではとても重要な鍵となります。
元通りに戻った場所には積極的に出かけ、
もちろん楽しみながら、復興の状況を自分の目で確かめる。
それが、ひいてはさらなる復興にもつながるんですね。
 
ちなみに、松本さんがとっておきの情報を
教えてくださいました!
能登はこれから岩ガキが美味しい季節になってきて、
外には流通しない『幻の黄金の岩牡蠣』味わえるそうなんです!
民宿などで、お客さんが注文したときだけ
海女さんが海にもぐって、必要な分だけを獲ってくるというこの牡蠣。
海の中で、表面が黄金に光ることからこの名がついたんだとか!
減少を避けるために、東京などには一切流通させない、
普通の岩牡蠣の2倍もあるということ。。。(じゅるる)
味わいに、是非、行って見ませんか、石川!